選手権規定や統一規則を議題にオンラインでオーガナイザー会議を実施

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2021年3月3日

例年、シーズンイン直前に行われるオーガナイザーの会議は、昨今のコロナ禍により、一堂に会しての会議を中止。それに代わり初のオンライン形式で会議が執り行われた。2021年度の選手権規定、統一規則、留意事項等、オーガナイザーや関係者たちが確認を行った。

2021年度のシーズン直前に執り行われるオーガナイザー会議は、例年とは様相が異なる形式での開催となった。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、東京都内の会議室を使用した会合の中止を余儀なくされ、初の試みであるWEB会議で実施した。

まず1月22日開催の全日本ジムカーナ/ダートトライアル選手権オーガナイザー会議を皮切りに、2月9日に全日本ラリー選手権オーガナイザー会議、2月10日に全日本カート選手権チーフオフィシャル会議と続いた。

オンラインの特性上、ネット接続の不具合等のトラブルには若干見舞われたものの、この会議に出席した関係者らは不慣れなWEB会議にしっかり順応。画面越しではあったがさまざまなオーガナイザーたちと顔を合わせ、例年と変わらず活発な意見交換がなされた。

JAFモータースポーツ部の担当事務局は、感染対策の一環として広い会議室等を利用し、ソーシャルディスタンスを保って会議に参加した。
従来の対面形式とは勝手が違った2021年のオーガナイザー会議。Cisco Webexのビデオ会議のシステムで実施された。
会議資料は事前にメールでデータ配布されたが、画面共有によってそれぞれのデバイスにも資料が映し出されるのはWEB会議の利点でもあった。
JAFモータースポーツ部の村田浩一部長も2021年全日本ジムカーナ/ダートトライアル選手権オーガナイザー会議に出席。

2021年全日本ジムカーナ/ダートトライアル選手権オーガナイザー会議
開催日:2021年1月22日
開催地:WEB会議


 この会議の開催にあたりJAFモータースポーツ部の村田浩一部長から、現状のコロナ禍を憂いつつも「開催を待望している選手、関係者の方々のためにもオーガナイザーの皆さまが感染対策をした安全で公平、公正な全日本選手権競技会に係るご対応をお願い申し上げます」と冒頭で挨拶。続けて「(日本自動車)連盟といたしましては、オーガナイザーの皆さまのご対応に係るご負担を軽減できる環境構築に努めてまいります」と語った。

 JAFモータースポーツ部の杉田崇仁課長、塚原顕氏、前岡春花氏が担当事務局を務め、第1号議案「本年度適用諸規定について」、第2号議案「2021年全日本ジムカーナ/ダートトライアル選手権オーガナイザーに対する留意事項について」、第3号議案「競技全般について」、第4号議案「その他」、の4つの議題を進めた。

 今回のトピックスとしては昨年までの“スピード競技部会”が、「スピード競技ターマック部会」と「スピード競技ダート部会」に分かれたことだろう。なおターマック部会長には平田博淳氏が、ダート部会長には横倉正道氏がそれぞれ就いた。そして審査委員グループは中村善浩リーダーと、昨年から継続。

全日本ジムカーナ/ダートトライアル選手権オーガナイザー会議の出席者たち。

2021年全日本ラリー選手権オーガナイザー会議
開催日:2021年2月9日
開催地:WEB会議

 全日本ラリー選手権オーガナイザー会議では全部で10議案が挙げられ、休憩等を挟んで約3時間に渡って意見や情報共有が取り交わされた。担当事務局はJAFモータースポーツ部の杉田課長、塚原氏、伊東岳洋氏が出席。また部会については松本洋部会長、審査委員グループは竹道雄康リーダーが務めることとなった。

 まず第1号議案「本年度適用諸規則について」、第2号議案「2021年全日本ラリー選手権統一規則について(競技会特別規則解説)」、第3号議案「2021年全日本ラリー選手権オーガナイザーに対する留意事項について」、第4号議案「競技全般について」、第5号議案「審査委員会からの留意事項について」。

 そして第6号議案「JAFからのお願い事項について」、第7号議案「観客導入計画書の提出について」、第8号議案「メディア対応(手引き書)について」、第9号議案「2021年全日本ラリー選手権JAF派遣審査委員について」、第10号議案「その他」という議題のラインアップとなった。

全日本ラリー選手権オーガナイザー会議の出席者たち。

2021年全日本カート選手権チーフオフィシャル会議
開催日:2021年2月10日
開催地:WEB会議

 会議開始早々に担当事務局のネット接続の不具合が発生してしまい、今後のWEB会議に課題を残した全日本カート選手権チーフオフィシャル会議。担当事務局はJAFモータースポーツ部の田川員誉課長、大野会理子氏、萩森翼氏が務め、部会長には植田敏明氏が新たに就任して挨拶。また審査委員グループは鎌田新リーダーが出席した。

 議題の構成は第1号議案「2021年全日本/ジュニアカート選手権統一規則の確認」、第2号議案「2021年全日本/ジュニアカート選手権適用車両規定の確認」、第3号議案「2021年日本カート選手権オーガナイザーおよび競技役員に対する留意事項の確認」、第4号議案「2021年日本カート選手権ドライバーズブリーフィングについて」、第5号議案「競技運営および技術関連事項について」、第6号議案「その他」の6つ。

 約2時間の会議の後、休憩を挟んで競技ワーキンググループと技術ワーキンググループに分かれてのディスカッションとなった。資料の文書や画像を画面共有しながら、詳細な意見交換が行われた。

全日本カート選手権チーフオフィシャル会議の出席者たち。

フォト/JAFスポーツ編集部 レポート/JAFスポーツ編集部

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