2021年の日本レース選手権カレンダーがJAF公示。2021年JAFカップダートトライアルは門前に

ニュース レース ダートトライアル

2020年11月4日

10月29日に「2021年日本選手権カレンダー(四輪)」が公示され、来年の全日本レース選手権および地方レース選手権のカレンダーが発表された。10月30日には、10月21日公示の追加となる、JAFカップオールジャパンダートトライアルのカレンダーが公示された。

 10月29日、JAF は「2021年日本選手権カレンダー(四輪)」を公示。2021年の全日本レース選手権および地方レース選手権のカレンダーが発表された。まず2021年全日本レース選手権カレンダーとして注目したいのが全日本スーパーフォーミュラ選手権で、例年通り全7戦で開催される予定だ。

 スーパーフォーミュラは、4月2〜4日の開幕戦富士スピードウェイを皮切りに、4月23〜25日の第2戦鈴鹿サーキット、5月14〜16日の第3戦オートポリス、6月18〜20日の第4戦スポーツランドSUGO、8月27〜29日の第5戦ツインリンクもてぎ、9月24〜26日の第6戦岡山国際サーキット、11月12〜14日の第7戦・鈴鹿サーキットを転戦。最終戦は20回目となる「JAFグランプリ」として開催される予定だ。

 これと同時に全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権の日程も発表されており、第1ラウンドの富士スピードウェイから第6ラウンドの岡山国際サーキットまで、スーパーフォーミュラと同日で開催。スーパーフォーミュラ・ライツは1大会で複数のレースが開催されることから、各ラウンドのレース数や日程は後日発表されることになるだろう。

 一方、2021年の地方レース選手権カレンダーで注目したいのが、今年から始まったフォーミュラリージョナルで、FIA-F4と同じくFIAシリーズとなっているが、国内競技としては来年も地方選手権で、各サーキットの地方レースに併催される予定だ。そして、最終ラウンドは10月開催予定のF1日本グランプリのサポートレースとして、鈴鹿サーキットで開催されることが明らかになった。

 フォーミュラリージョナルの開幕ラウンドは6月26〜27日の岡山国際サーキットで、OKAYAMAチャレンジカップレースの第4戦に第1〜3戦を開催。第2ラウンドは7月30日〜8月1日のオートポリスで、スーパー耐久と同時に第4〜5戦が開催される。第3ラウンドは、8月21〜22日にスポーツランドSUGOで開催され、SUGOチャンピオンカップレースシリーズで第6〜8戦が行われ、第4ラウンドは9月4〜5日にツインリンクもてぎで、もてぎチャンピオンカップレース第4戦で第9〜11戦が開催される。そして最終ラウンドは10月7〜10日に鈴鹿で第12〜13戦が行われ、僅か5か月間に全13戦の日程が組まれている。

 地方選手権として開催されているFIA-F4も、2021年日程および開催数が正式に発表された。FIA-F4は例年どおり、スーパーGTと同時開催となる予定で、4月9〜11日の岡山国際サーキットで第1〜2戦、5月2〜4日の富士スピードウェイで第3〜4戦、5月28〜30日の鈴鹿サーキットで第5〜6戦を開催。9月10〜12日のスポーツランドSUGOでは第7〜9戦、10月22〜24日のオートポリスでは第10〜12戦が開催されるなど、東北ラウンドと九州ラウンドはそれぞれトリプルヘッダーになる予定。最終ラウンドとなる11月5〜7日のツインリンクもてぎでは第13〜14戦が開催され、2021年は全14戦を予定している。

 その他、今回公示された2021年の地方レース選手権カレンダーでは、2月28から11月20〜21日までの全8戦で争われるF4選手権(JAF-F4)の日程が発表され、スポーツランドSUGO、ツインリンクもてぎ、筑波サーキット/富士スピードウェイ、鈴鹿サーキット、岡山国際サーキット、オートポリスの各S-FJ選手権(スーパーFJ)、もてぎ・菅生ツーリングカー選手権と鈴鹿・岡山ツーリングカー選手権の日程も発表されている。

 3月27〜28日から11月13〜14日まで全6戦で争われるオートポリスS-FJ選手権のカレンダーでは、第2戦から第5戦までの4戦は、2021年に申請予定の「オートポリス・ショートカットコース」を舞台に開催。新レイアウトのレース開催はトピックスと言えるだろう。

 また、S-FJ選手権およびF4選手権については、8月7〜8日の岡山S-FJ第4戦とF4選手権の第7戦が「SFJ&F4サマーフェスティバルin岡山」として開催され、12月11〜12日の鈴鹿クラブマンレース第7戦は、スーパーFJとJAF-F4の日本一決定戦となる「F4

-FJマスターズレース」の大会名称も明らかになっている。

 また、10月30日には「2021年JAFカップオールジャパンダートトライアルカレンダー」が公示され、10月21日の公示では見送られた、ダートトライアルの年末恒例イベントの日程が発表された。

 2021年は「JAFカップオールジャパンダートトライアル/JMRC全国オールスターダートトライアル in 中部」で、11月13〜14日、輪島市門前モータースポーツ公園を舞台に開催される。同日には愛知および岐阜県を舞台としたFIA世界ラリー選手権の日本ラウンドが開催予定なので、中部エリアのモータースポーツ関係者には忙しい週末となるだろう。

 なお、日本カート競技カレンダーに関しては、新型コロナウイルス感染症の特例措置として、登録申請の締切日が地方カート選手権競技で前年の11月20日まで、国内競技および準国内競技、制限付競技、クローズド競技においては前年の12月28日まで延長されている。

フォト/石原康 レポート/廣本泉、JAFスポーツ編集部

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