2021年全日本ラリー/ジムカーナ/ダートトライアル選手権等のカレンダーが発表

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2020年10月22日

今シーズンは大幅なカレンダー変更を余儀なくされている国内競技。8月に公示されたFIA国際スポーツカレンダーに続いて、2021年の日本選手権カレンダーのうち全日本および地方ラリー、全日本ジムカーナ/ダートトライアル選手権の日程が明らかとなった。

 新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止に関するJAFの呼びかけにより、各主催者が競技会の中止や延期の措置を採ってきた2020年の国内モータースポーツ。全国規模の競技会は7月から再開され、すべての全日本選手権とFIAシリーズが再スタートしている。

 感染拡大に関しては未だ余談を許さない状況下ではあるが、8月6日の「FIA国際スポーツカレンダー登録申請一覧」の公示に続いて、10月22日、2021年日本選手権カレンダーのうち、全日本ラリー選手権、地方ラリー選手権、そして全日本ジムカーナ選手権とJAFカップオールジャパンジムカーナ、全日本ダートトライアル選手権の日程が公示された。

 2021年の全日本ラリー選手権は2月初旬から10月中旬までの全10戦で行われ、第1戦は毎年恒例となっている群馬県のスノーラリー「ラリー・オブ・嬬恋」が2月4~7で開催され、第2戦は3月19~21日の愛知県「新城ラリー」、第3戦は4月9~11日の佐賀県「ツール・ド・九州 in 唐津」、第4戦は5月2~4日の愛媛県「久万高原ラリー」、第5戦は5月21~23日の京都府「ラリー丹後」、第6戦は6月11~13日の群馬県「モントレー」、第7戦は7月2~4日の北海道「ARKラリー・カムイ」、第8戦は8月20~22日の秋田県「横手ラリー」、第9戦は9月10~12日の北海道「ラリー北海道」、第10戦は10月15~17日の岐阜県「M.C.S.C.ラリーハイランドマスターズ」を予定している。

 開幕戦は舗装路ベースの積雪路面だが、第2戦から第6戦まではターマック、第7戦から第9戦まではグラベル、最終戦はターマック路面となり、今年は併催を見送った第9戦ラリー北海道と、開幕戦嬬恋に関しては、FIAアジアパシフィックラリー選手権の併催を予定している。

 2021年地方選手権のラリーについては、北海道ラリー選手権が1月31日から10月9~10日までの全6戦、東日本ラリー選手権は1月24日から10月23~24日までの全8戦、中部・近畿ラリー選手権は3月27~28日から10月30~31日までの全8戦、中四国ラリー選手権は3月21日から9月25日までの全4戦、九州ラリー選手権は3月20~21日から11月6~7日までの全7戦を予定している。

 2021年の全日本ジムカーナ選手権は3月下旬から10月初旬までの間に全8戦で争われ、開幕戦は3月28日に栃木県のツインリンクもてぎ南コース、第2戦は4月17~18日に福島県のエビスサーキット西コース、第3戦は5月15~16日に広島県のTSタカタサーキット、第4戦は6月5~6日に奈良県の名阪スポーツランドCコース、第5戦は6月26~27日に北海道のオートスポーツランドスナガワ、第6戦は7月17~18日に愛媛県のハイランドパークみかわ、第7戦は9月11~12日に福岡県のスピードパーク恋の浦、第8戦は10月2~3日に三重県の鈴鹿サーキット国際南コースで開催予定となっている。

 また、JAFカップオールジャパンジムカーナは、2020年全日本ジムカーナ最終戦の地となった富山県のイオックスアローザスポーツランドで11月6~7日に開催される予定だ。

 2021年の全日本ダートトライアル選手権は3月中旬から10月上旬までに8戦が行われ、第1戦は京都府の京都コスモスパークで3月13~14日開催、第2戦は4月3~4日に福岡県のスピードパーク恋の浦、第3戦は4月24~25日に栃木県の丸和オートランド那須、第4戦は5月29~30日に北海道のオートスポーツランドスナガワ、第5戦は6月19~20日に青森県のサーキットパーク切谷内、第6戦は7月10~11日に長野県のモーターランド野沢、第7戦は9月4~5日に福井県のオートパーク今庄、最終戦は10月9~10日に広島県のテクニックステージタカタで行われる予定だ。

 全日本ジムカーナ/ダートトライアル選手権については、例年では8月には翌年のカレンダーが発表されていたが、今シーズンは6月29日に公示された「2021年スピード競技カレンダー登録申請締切日の特例措置」によって、カレンダー申請締め切りが7月15日から9月15日に延長されており、全日本および地方ラリー選手権の申請締め切りは9月15日のまま変更されなかったため、今年に関しては、全日本ラリー選手権とスピード競技の全日本選手権のカレンダーが同じタイミングで発表されている。

 また、JAFカップオールジャパンジムカーナ/ダートトライアルについては、9月29日にカレンダー登録申請の再募集が行われており、7月15日の締切が9月15日に延長され、再び10月6日に延長されたものの、JAFカップオールジャパンダートトライアルに関しては、今回のカレンダーには掲載されない事態となっている。かつての「オールスターダートトライアル」の流れを汲む名誉ある大会であるだけに、今後の展開が注目される。

 なお、2021年の地方ジムカーナ/ダートトライアル選手権、地方サーキットトライアル選手権については、6月29日公示の特例措置によりカレンダー申請の締切が9月15日から10月31日に延長されている。

フォト/谷内寿隆 レポート/JAFスポーツ編集部

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