ジムカーナ

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2020-10-16
ダブルヘッダーで開催のJAF北海道ジムカーナ選手権は、米澤匠ロードスターが貫禄の2連勝

JAF北海道ジムカーナ選手権は9月に入り、シリーズ中盤戦に突入。新千歳モーターランドアクティブ・セーフティパークで、午前と午後に分けて2大会を1DAYで開催するダブルヘッダー戦が行われた。

 

2020年JAF北海道ジムカーナ選手権第7戦
2020年JMRC北海道SPARCOアウティスタジムカーナシリーズ第7戦
2020年スーパースラロームin千歳Rd.22

開催日: 2020年9月20日午前
開催場所: 新千歳モーターランドアクティブ・セーフティパーク(北海道千歳市)
主催: NC.A.S.C.

 

2020年JAF北海道ジムカーナ選手権第2戦
2020年JMRC北海道SPARCOアウティスタジムカーナシリーズ第2戦
2020年コクピットチャレンジジムカーナ

開催日: 2020年9月20日午後
開催場所: 新千歳モーターランドアクティブ・セーフティパーク(北海道千歳市)
主催: C.S.C.C.

 

 4月12日に開幕の予定だったJAF北海道ジムカーナ選手権は、コロナ禍により、第1戦から第4戦が当初の開催予定日より後方の日時へ延期された。また8月9日に開催予定だった第5戦は7月19日に前倒しされて行われることになった。これで7月、9月、10月に各2戦、8月に1戦が組まれる新たなカレンダーが再編され、当初の予定通り、全7戦のカレンダーが確保された。

 

 ただし9月の2戦分については、各単独開催の調整がつかなかったため、今回の9月20日にダブルヘッダー形式で2戦が開催されることになった。この日は午前中にまず当初のカレンダー通り、第7戦が行われ、午後に5月から延期された第2戦が開催されたが、実質的には第7戦がシリーズを折り返す今季4戦目、第2戦が5戦目という位置づけになる。

 

 なお今回の2つの競技会も、JAFが7月21日にリリースした「新型コロナウイルス感染防止対策を講じた公認競技会等の参加に係るお願い」に基づいた、細かな感染予防対策が講じられた上での開催となっている。

 

 

2020年JAF北海道ジムカーナ選手権第7戦
ロードスターでPN-1クラスを制した米澤匠選手がオーバーオールウィン!

 

 JAF北海道ジムカーナ選手権第7戦、同日開催のJMRC北海道SPARCOアウティスタジムカーナシリーズ第7戦の両シリーズは、9月20日9時30分にまず決勝第1ヒートがスタートした。55名のエントラントが参加し、11クラスに分かれた戦いは、各クラスで好バトルが展開された。

 

 コースレイアウトは、スタート後、コース奥にある島の間を縫うように走り、途中、270度ターンを挟んで外周を大きく回るという設定。後半はゴール手前のパイロンセクションに入って、スラローム、270度ターンとクリアしてゴールという設定だ。

 

 PN-1クラスは本州で開催される全日本ジムカーナ選手権にも遠征している米澤匠選手が、2ヒートとも大差でトップタイムを奪い、第2ヒートの1分02秒083のタイムで優勝した。このタイムは今大会の総合ベストを刻むことになった。SH-1クラスは金内佑也選手のインテグラが第1ヒートでマークした暫定ベストを白尾泰選手のS2000が第2ヒートで逆転するが、最終ゼッケンの金内選手が自らのベストを0.3秒近く詰めて再逆転。早くもシーズン3勝目を挙げた。

 

 参加11台と今回最大の激戦区となった86&BRZクラスはJMRC北海道SPARCOアウティスタジムカーナシリーズが誇る人気クラスだ。こちらは8月に開催された全日本ジムカーナ選手権でも併催で行われたため、実質的にはシーズン5戦目に当たる。第1ヒートは山内見音選手が唯一の1分6秒台を叩き出してトップに立ったが、このヒート、ミスコースに終わった山口武人選手が、第2ヒートで1分6秒234をマークして、逆転。全日本併催大会に続く今季2勝目をさらった。

 

 北海道独自のクラスとしてすっかり定着しているR-Ecoクラスは、マーチ12SRを駆った西山直登選手が木村天洞選手のヴィッツG’sを第2ヒートで逆転して優勝。第1ヒートのタイムで勝敗が決したR-1クラスは浅野晴海選手のMR2が岩田聖選手のヴィッツを0.3秒差で下して、今季初優勝を飾った。

 

 

PN-1クラスでは米澤匠選手がヒート2で総合ベストタイムをマークし、オーバーオールウィンを飾った。PN-1クラス表彰の各選手。

 

SH-1クラスでは金内佑也選手がシーズン3勝目を挙げて好調ぶりをキープした。

 

SH-1クラス表彰の各選手。

 

86&BRZクラスは山口武人選手が第1ヒートのミスコースを挽回する走りで優勝。今季2勝目を飾った。

 

86&BRZクラス表彰の各選手。

 

R-Ecoクラスでは西山直登選手が逆転で開幕から負けなしの5連勝と今回も強さを見せた。

 

R-Ecoクラス表彰の各選手。

 

P-ATクラスは日産ティーダのAT車で参戦の久乗遼一選手が優勝。

 

P-ATクラス優勝の久乗選手。

 

R-1クラスはただ一人、RWD車で参戦の浅野晴海選手が第1ヒートのタイムで逃げ切った。

 

R-1クラス表彰の各選手。

 

インプレッサによる三つ巴の戦いとなったR-2クラスは笠原康彦選手が優勝。

 

R-2クラス優勝の笠原選手。

 

RB-K1クラスはビートをドライブした安藤凌選手が優勝。

 

RB-K1クラス優勝の安藤選手。

 

ダートラドライバー5人による戦いとなったBRクラスは徳山優斗選手が優勝した。

 

BRクラス表彰の各選手。

 

Fクラスは細谷斉昭選手が2本ともベストをマークして優勝。

 

Fクラス優勝の細谷選手。

 

FU2クラスはスイフトを駆った時兼隆祐選手がヒート1のタイムで優勝。

 

FU2クラス優勝の時兼選手。

 

 

2020年JAF北海道ジムカーナ選手権第2戦
圧巻の58秒台を叩き出した成瀬悠人シビックが、総合ベストで優勝

 

 午後には当初、ゴールデンウィークの5月3日に開催が予定されていた第2戦が開催された。パイロンの数は午前と同じく20本ながら、午前中ほどは外周を大回りせず、パイロンもタイトなスラロームやターンが続き、テクニカルな性格が強まったコース設定となった。午後の第2戦は52台のエントラントが参加した。

 

 PN-1クラスは、第1ヒートでペナルティを喫するも生タイムではベストだったスイフトスポーツの宮本雅樹選手が、第2ヒートで米澤匠選手が第1ヒートでマークした暫定ベストを0.5秒も更新する59秒491をマークする。後走の米澤選手のタイムは59秒444。0秒047という僅差で逃げ切り、ダブルヘッダー2連勝。シリーズでも4連勝をマークして、タイトルに大きく近づいたが、2~4位を独占したスイフトスポーツ勢がそのポテンシャルを見せつけた一戦となった。

 

 SH-1クラスは午前の第7戦を制した金内佑也選手が第1ヒートで暫定ベストを奪うが、第2ヒートに入ると、第7戦では3位だった成瀬悠人選手のシビックが、その暫定ベストを1秒以上も縮める58秒195という驚愕のベストタイムをマークする。再逆転を狙った金内選手だったが、痛恨のペナルティを喫してタイム更新は果たせず。成瀬選手は、3戦ぶりとなる今季2勝目を挙げてタイトルレースに踏みとどまった。

 

 第2戦も最多エントリーを数えた86&BRZクラスは第7戦のウィナー、山口武人選手が今回も絶好調。チームメイトでもある河原浩幸選手、目黒賢一選手とのバトルとなったが、2本ともベストをマークして連勝を飾った。山口選手同様、R-1クラスの浅野晴海選手、2リッター4WDターボ車が集うR-2クラスの笠原康彦選手も、ライバルを寄せ付けずダブルで優勝をさらった。その一方、西山直登選手が連勝を狙ったR-Ecoクラスは第7戦で逆転負けを喫した木村天洞選手が、今度は第1ヒートで叩き出したベストタイムを守り切って優勝し、見事にリベンジを果たしている。

 

 

PN-1クラスは、スイフトスポーツ勢に詰め寄られながらも、米澤匠ロードスターが逃げ切って2連勝を果たした。「第2戦の方がクルマの差が出やすい、FFの方が有利なレイアウトだったと思いますが、58秒台前半を狙っていたので、オーバーオールウィンを成瀬選手に持って行かれたのは悔しいですね(笑)。午前中の第7戦はアクセルを踏める時間が長かったので、小さく回りつつアクセルをちょっとでも早めに開けられるライン取りを心がけました。コロナ禍の中でも、なるべく今までと変わらないペースで練習しようと思って、その通りにできたので、本番でも実力を出し切れたと思っています」。

 

PN-1クラス表彰の皆さん。

 

SH-1クラスは第1ヒートはミスで沈んだ成瀬悠人選手が第2ヒートで起死回生の走りを見せ、ただ一人、58秒台に乗せるタイムで快勝した。

 

SH-1クラス表彰の皆さん。

 

86&BRZクラスは山口武人選手が午前中の第7戦に続いて連勝した。「第7戦は1本目、ミスコースでしたが、そこまでのタイムは悪くなくて、自分でもいい感触があったので全然、悲観しないで2本目に臨めました。第2戦も、慣熟歩行した段階で自分に向いてるコースだと思いましたが、走ってみるとギア比もピッタリでしたね。速度を乗せる立ち上がりの手前のラインを工夫したり、自分なりの攻め方で行ったのが奏功したと思います」。

 

86&BRZクラス表彰の皆さん。

 

R-Ecoクラスは木村天洞選手が、ライバルを大きく引き離した第1ヒートのタイムで優勝した。

 

R-Ecoクラス表彰の皆さん。

 

P-ATクラスは第7戦は欠場した猿川仁選手がプログレを持ち込んで優勝を果たした。

 

P-ATクラス優勝の猿川選手。

 

R-1クラスは浅野晴海選手が、第2ヒートでペナルティを喫してあわやという場面もあったものの、第1ヒートのタイムで逃げ切り、連勝した。「コロナ禍で空いた時間でしっかりメンテナンスできたことが良かったと思います。デフもオーバーホールしたお陰で、今日の島回りでもボトムスピードが上がった感じがありましたね。コースもMR2に向いていたと思います」

 

R-1クラス表彰の皆さん。

 

R-2クラスでもGRBインプレッサの笠原康彦選手が見事に連勝を果たした。「十勝も走っているのでジムカーナに出る際は、仕様は変えずにブレーキパッドだけ変えて走ってます。今日は2戦とも2本目は納得の走りができましたね。サーキットも走っているので、やっぱりコースジムカーナ的な設定の方が得意です。今日もサーキットのスピード感覚が活かせたと思います」。

 

R-2クラスで連勝の笠原選手。

 

RB-K1クラスは安藤凌選手が午前中に続いて連勝を飾った。

 

安藤選手も連勝を果たした。

 

BRクラスでもダートラドライバーの徳山優斗選手が連勝した。

 

BRクラス表彰の皆さん。

 

Fクラスは第7戦では2位だった本多祐斗選手がリベンジを果たして優勝した。

 

午前中に行われた第7戦のコース図。外周の走りもタイムに影響するレイアウトとなった。

 

午後に行われた第2戦のコース図。午前の第7戦に比べてテクニカルな要素が強くなっている。

 

 

フォト/加藤和由 レポート/JAFスポーツ編集部