ジムカーナ

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2020-10-14
JAF四国ジムカーナ選手権みかわは、レディス佐伯希ランサーが総合最速タイムをマーク!

 

7月に開幕したはJAF四国ジムカーナ選手権は、愛媛ハイランドパークみかわで、シリーズ第4戦が行われ、ランサー・エボリューションXでR4クラスに参戦した佐伯希選手が大会総合ベストのタイムで優勝を飾った。

 

2020年JAF四国ジムカーナ選手権第7戦
2020年JMRC全国オールスター選抜第7戦
2020年MACジムカーナ

開催日:2020年9月20日
開催場所:ハイランドパークみかわ(愛媛県久万高原町)
主催:MAC

 

 今年のJAF四国ジムカーナ選手権は当初、3月22日に開幕を迎える予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の情勢を受けて中止を決定した。シリーズが始まったのは7月5日の第5戦から。しかし延期された第2戦から第4戦はシリーズ後半に組み込まれた。第4戦が10月25日に最終戦として開催されることになっており、結果的には1戦のみ欠いた計6戦のシリーズとして成立する見込みだ。

 

 今回、ハイランドパークみかわで行われた一戦は当初の予定通りの日程での開催。本来は最終戦となるはずだったが、カレンダー再編により、シリーズを折り返した4戦目に当たることになった。フルパイロンコースのみかわでの開催は7月に続いて今季2度目。この大会が終わると、徳島カートランド、瀬戸内海サーキットと、終盤2戦はコースジムカーナが続く。

 

 天候は時折、青空も顔を出すコンディションとなり、ドライの路面が最後までキープされ、標高の高い、みかわとあって、すっかり初秋の気配も漂う中での一戦となった。気温があまり上がらなかったことも幸いしたか、2本目にタイムアップする選手が多く、全クラスとも第2ヒートのタイムが優勝タイムとなっている。

 

 コースを作成したのは昨年、全日本チャンピオンに輝いた地元愛媛在住の一色健太郎選手。「難しいテクニックを使わないと曲がれないような所はひとつもありません。攻め方によってタイムが違ってくる設定を考えました」と一色選手。「どうしても皆さんに挑戦してほしいセクションを最後に追加したかった」ということで、オーバーオールウィンのタイムでも1分40秒928という、走り甲斐のあるロングコースとなった。

 

 この大会最速のタイムを叩き出したのはR4クラスにランサー・エボリューションXで参戦したレディス・ドライバーの佐伯希選手。今回、1分41秒台にタイムを入れた選手はゼロ。オーバーオールウィンの名にふさわしい、圧巻のタイムで勝利をさらった。

 

「今日のコースは、同じ景色が何度も来るので、覚えるのが大変でした(笑)。とりあえずゴールはしようと思って、ひたすらコースに集中した感じです。どうにか2本とも完走できました」と佐伯選手。第1ヒートから2秒以上も縮めたオーバーオールウィンのタイムについては、「1本目は失敗した、最後から2個目のターンをちゃんと回そうと思って頑張ったのが、良かったと思います」と振り返った。

 

「4WDは特にターンを失敗すると捨てるタイムが大きくなるので、なるべくタイムを捨てないように、ひとつひとつ確実なターンを心がけました。ラインや繋ぎは、迷わず朝イチで決めた通りに2本とも狙って、あまり遠回りしないように。傾斜がついている、ここのコースでは、自分のクルマは重いので流れ出すと止まらないんですよ。だから流されないように気を付けました。2本目の走りは良かったと思います」。すでに地区戦のチャンピオンは過去に獲得済み。四国のランエボ・マイスターとして再びオーバーオールウィンを狙う走りを期待したいところだ。

 

 一方、2WD総合での最速タイムとなった1分42秒003をマークしたのはS1クラスを制した田中康一選手。2ヒートともベストを叩き出して快勝した。「リアが出過ぎた1本目の走りを修正できたことがタイムアップに繋がりました。実はターンは得意じゃなくて(笑)、特にみかわはターンが多いので苦手なコースだったんですが、そこで勝てたのは良かったです」と田中選手。「前にクルマを出すターンを何となく、ちょっとずつ掴みつつあるんですけど、まだまだ要修業です。でも、この後は勝負できそうなコースが続くので、何とか最後までタイトル争いを持ち込みたいですね」と意欲を見せた。

 

 一方、開幕3連勝と速さを見せてきた窪田竜三選手は、第1ヒートはミスコース。第2ヒートは生タイムでは田中選手に0.1秒差まで迫ったが、パイロンタッチに泣く結果に。「いつもより路面に砂が乗ってる感じがあって、1本目はイメージした通りにクルマが曲がりませんでした。今まではセットもバッチリだったんですが、今日はちょっと合いませんでしたね」と今季初の黒星に戸惑いの表情を見せていた。優勢は変わらないが、このクラスのタイトルレースも、混戦の気配が漂い始めてきた。

 

パドックでは、間隔を開けるなど“三密”を避ける試みが行われたほか、表彰式では、主催者が手渡す形ではなく、表彰対象者が自ら賞品を手に取る形が採られた。最近はこの方式を採るケースが増えている。

 

R4クラスを制してオーバーオールウィン達成の佐伯選手。タイトルレースでも優位に立った。

 

R4クラス表彰の皆さん。

 

R1クラスは福田和秀選手のシティが前回の第6戦から2連勝。「人に撮ってもらった1本目の外撮りの動画を見て、悪かった所を見つけて、2本目に修正して走れたのが勝因です。今日は覚えた通りに走るのに必死で、どう走ったかというのは覚えてなかったので(笑)、助かりました」。

 

R1クラス表彰の皆さん。

 

R3クラスは仙波秀剛選手が2本ともベストの走りで快勝し、今季早くも3勝目を挙げた。「今日はどっかで大きくタイムを稼げるというコースでなくて、繋ぎ方も色々あったので、悩みながらも何とかまとめられた感じですね。走り方は朝の慣熟歩行で決め込みましたが、第1ヒートの前の一色選手の試走を見て、“あっちの方がいい”と1か所だけ変えました。それも効いたかもしれません(笑)」。

 

R3クラス表彰の皆さん。

 

PNクラスは広島から遠征してきたJMRC中国ジムカーナ部会長の有田光徳選手が優勝。「四国のジムカーナ部会長の徳永秀典選手との“部会長対決”に勝つために来ました(笑)。このロードスターは普段は全然、触らないんですが、来週の中国地区戦のために昨日、ちょっとセッティングを見直したのが結果的には良かったかもしれません。7月のここの一戦はペナルティで最下位だったので、リベンジできて嬉しいです」。

 

PNクラス表彰の皆さん。

 

NS1クラスは田中康一選手が今季初優勝を飾った。

 

NS1クラス表彰の皆さん。

 

CLクラスは福島秀太郎選手が優勝した。

 

CLクラス表彰の皆さん。

 

ハイランドパークみかわは、写真では分かりずらいが、手前から奥へ緩い下り勾配となっているため、この傾斜を踏まえたドライビングも勝敗に影響する。

 

当日のコース図。パイロンをなかなか回しづらいような難所はないものの、ライン取りやパイロン間の繋ぎの走りがポイントになった。

 

フォト&レポート/JAFスポーツ編集部