2020スーパーフォーミュラの最新カレンダーが決定、8月末に開幕へ

ニュース レース

2020年6月16日

3月下旬に富士で行われた公式合同テスト以降、延期発表が続き、レース開催に向けて協議や調整が行われてきたスーパーフォーミュラ。6月10日、日本レースプロモーション(JRP)から2020シーズンの最新カレンダーが発表され、シリーズ開幕の動きが見えてきた。

 新型コロナウイルスの影響で開幕が延期となっていた全日本スーパーフォーミュラ選手権が6月10日に改訂版の2020カレンダーを発表。8月末にツインリンクもてぎで開幕することが明らかとなった。

「2020年 全日本スーパーフォーミュラ選手権 開催日程」について

 本来ならば4月初旬に鈴鹿サーキットで開幕をする予定だったスーパーフォーミュラの2020シーズンだが、3月下旬に富士スピードウェイで公式テストを行って以降、全てのイベント開催がストップしていた。

 なかなか代替スケジュールが決まらない状態が続いていたが、各サーキットやJAFとの協議の上、8月から12月の短期間で全7戦を行うスケジュールが完成した。

 開幕戦は8月29日~30日のツインリンクもてぎ、第2戦は9月26日~27日の岡山国際サーキットと当初に予定されていた日程通りの開催。10月にスポーツランドSUGO、11月にオートポリスが開催されることとなった。

 例年は開幕戦と最終戦の舞台となる鈴鹿サーキットだが、今年は2レース開催という形にして12月5日~6日のみの開催となる。最終戦は富士スピードウェイで年末の12月20日に決勝を行うという異例の日程となった。

 スーパーGTと比べると遅いタイミングでの開幕となるスーパーフォーミュラだが、その分観客を動員できる可能性が高まるという見方もある他、例年とは違い気温の低い時期に開催されるレースが増えるため、コースレコードの更新にも期待がかかっている。

 なお、観客動員の有無やレースフォーマットについては現時点で明らかにされていないが、大会関係者の感染リスクを低減するために様々な対策が取られるのではないかと言われている。なおスーパーフォーミュラでもシリーズ開幕に向けて政府・地方公共団体の対処方針に加えて、JAFが示したガイドラインに沿いながら、感染防止対策を取っていくことを明らかにした。

 また、今年から全日本F3選手権に変わって新しくスタートを切る全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権についても2020年のスケジュールが発表された。全レースともスーパーフォーミュラと併催する形で行われ、開幕戦は8月末のツインリンクもてぎ、最終戦は12月の富士スピードウェイとなる。なお、各大会とも基本的に3戦ずつ開催され、9月の岡山国際サーキットのみが2レース開催となる。

■2020年全日本スーパーフォーミュラ選手権大会開催スケジュール
(6月10日付) ※大会の日程は変更される可能性があります。

Rd. 日程 開催サーキット 備考
第1戦 8月29~30日 ツインリンクもてぎ 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第1/2/3戦
TCRジャパンシリーズ 併催
第2戦 9月26~27日 岡山国際サーキット 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第4/5戦
TCRジャパンシリーズ 併催"
第3戦 10月17~18日 スポーツランドSUGO 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第6/7/8戦 併催
第4戦 11月14~15日 オートポリス 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第9/10/11戦
TCRジャパンシリーズ 併催
第5戦 12月5~6日 鈴鹿サーキット 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第12/13/14戦
TCRジャパンシリーズ 併催
第6戦
第7戦 12月19~20日 富士スピードウェイ 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第15/16/17戦
TCRジャパンシリーズ 併催

フォト/吉見幸夫 レポート/吉田智弘、JAFスポーツ編集部

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