2020年の日本ラリー選手権のカレンダーを発表。全日本選手権は全7戦で調整
2020年6月15日
開催を待ち望む人も多い日本ラリー選手権。6月10日に発表されたJAFの公示で、日本ラリー選手権のカレンダー概要が見えてきた。日程変更等により混乱をきたさないよう、ここでしっかり確認をしておきたい。
本来であれば2月から開幕するはずだった全日本ラリー選手権。その初戦であるRally of Tsumagoiは昨年の台風19号の甚大な被害により開催が困難と判断され中止となった。続く3月中旬の第2戦・新城ラリーが実質の開幕戦となったわけだが、折しも新型コロナウイルス感染症の感染拡大が取り沙汰された時期にあたり、無観客開催での開催となった。
以降、第3戦・唐津から開催の如何が見えない状況となり、まず4月7日のJAF公示で唐津の日程変更にともなう調整が発表される。その後、4月21日のJAF公示では第4戦・久万高原、第5戦・丹後の日程変更にともなう調整も発表された。
そして6月10日、JAF公示で発表されたのが、「新型コロナウイルス感染防止対策に係るお願い」ならびに「国内モータースポーツ活動再開に係る対応について」に基づいた2020年の日本ラリー選手権のカレンダー。日程、開催順等の大幅な変更が入った。
まず第5戦・丹後が7月31日～8月2日（従来開催日は5月22～24日）に、第6戦・MONTREが9月25～27日（従来開催日は6月11～14日）に、第4戦・久万高原が11月6～8日（従来開催日は5月2～4日）に、第3戦・唐津が11月27～29日（従来開催日は4月10～12日）に、それぞれ日程変更された。また丹後についてはオーガナイザーがSYMPHONYのみに変更されている。
第9戦・RALLY HOKKAIDOと第10戦・ハイランドマスターズは、当初の予定通りで変更はない。最終的に開催中止となったのは第1戦・Rally of Tsumagoi、第7戦・ARKラリー・カムイ、第8戦・横手ラリーの3か所となった。結果、2020年の全日本ラリー選手権は全7戦で争われることとなるだろう。
これら全日本ラリー選手権のカレンダー発表にともない、今後は地方ラリー選手権のカレンダーの変更も出てくることが予想される。いずれにせよ、オーガナイザーの発表を逐一確認する必要があるだろう。
フォト／JAFスポーツ編集部 レポート／JAFスポーツ編集部
