GRヤリスは3モデルのラインアップで9月ごろに発売予定

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2020年6月5日

トヨタ自動車は新型車GRヤリスの日本国内で販売される全ラインアップを公表した。高出力「RZ」、競技ベース「RC」、CTV「RS」と、仕様が異なる3モデルを挙げ、2020年9月ごろの発売とした。

 2020年1月、幕張メッセで開催された東京オートサロン2020のTOYOTA GAZOO Tacingブースで、世界初公開となったGRヤリスは記憶に新しいところだ。その会場で受付が開始されたWEB限定の先行予約も国内外合わせて約6,000台となり、その注目の高さが窺える。

 “WRCで競争力あるクルマづくり”を掲げ、世界のあらゆる道でも通用する知見とノウハウを車両開発に注力し、“誰もが安心して意のままに運転できる”クルマとして誕生したGRヤリス。今後のモータースポーツ界にも大きな話題を振り撒くであろう期待に、胸を膨らませている方も多いだろう。

 そのGRヤリスの日本国内向けの全ラインアップがこのたび発表された。2タイプのエンジンで、仕様装備にて差別化を図った計3モデルを用意。乗り手のニーズに応えたラインアップと言えよう。

 ひとつは卓越した走行安定性と圧倒的な加速を体感できる、スポーツ4WDシステムと6速MTを採用した1.6リッターターボエンジンの「RZ」。先行予約の限定モデル(High-performance・First Edition)には、BBS製鍛造ホイールや前後トルセンLDSなど、充実の装備がおごられている。

 そしてそのRZのエンジンやトランスミッション、駆動方式をそのまま踏襲しつつ、トレッドを前後それぞれプラス5mm拡大、車両重量はマイナス30kg、タイヤサイズは17インチへとインチダウンし、走りに特化した硬派な競技ベースモデルが「RC」。

 3つめはRZやRCとは異なり、1.5リッターエンジン、駆動方式はFFとしながらも、GRの研ぎ澄まされた走りが感じられる「RS」モデル。Direct Shift-CVT、10速シーケンシャルシフトマチックのパドルシフトを装備し、スポーティな走りが楽しめる。

 なお、これらの3モデルは2020年9月ごろに発売が予定されている。先行予約をすると魅力が詰まったスペシャルコンテンツムービーの配信が受けられ、その後成約になるとWRCラリージャパンチケットとGRヤリスオリジナルミニカーの特典もつけられる。また1月10日から行われている先行WEB予約の限定モデル特別仕様車RZ High-performance・First Editionおよび特別仕様車RZ First Editionは6月30日まで予約受付中。

要所にスポーティさを主張しつつも、コンパクトにまとめられたRSのインテリア。
先行予約限定モデルの特別仕様車にはモリゾウサインが入ったウインドーシールドガラスなどが特別装備される。

フォト/トヨタ自動車 レポート/JAFスポーツ編集部

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