今回は岡山県で開催！ 2019年JAF中四国ラリー選手権モータースポーツ表彰式

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2020年3月2日

JAF地方選手権表彰式のトリを飾る2019年JAF中四国ラリー選手権のモータースポーツ表彰式が、2019年JMRC中国・四国ラリーシリーズの表彰式等と共に、岡山県総社市のホテルにて開催された。

2019年JAF中四国ラリー選手権表彰式/2019年JMRC中国・四国ラリーシリーズ表彰式
開催日：2020年2月22日（日）
開催地：サントピア岡山総社（岡山県総社市）
主催：JAF中国本部、JAF四国本部、JMRC中国、JMRC四国

　2019年に開催されたJAF中四国ラリー選手権及びJMRC中国・四国ラリーシリーズのモータースポーツ表彰式、西日本グラベルラリーツアーの表彰式が岡山県総社市のホテルで開催された。

　JAF中国地方選手権やJAF四国地方選手権の2019年モータースポーツ表彰式は、すでに開催されているが、JAF中四国ラリー選手権については、中国・四国地区のラリーがJAF地方選手権へ復帰して以来、毎年、別日程・別会場で開催されている。

　この表彰式では、2019年に開催されたJAF中四国ラリー選手権及びJMRC中国・四国ラリーシリーズに加え、グラベル路面のラリーを継続的に行える環境を持つ中国、四国地区らしい独自シリーズ「西日本グラベルラリーツアー」の表彰式も行われた。

　会場には60名を超えるJAF地方選手権とJMRCラリーシリーズの表彰対象者が集まり、まずはJAF地方選手権の表彰式が厳粛な雰囲気の下で行われ、続いて懇親会を兼ねた、西日本グラベルラリーツアー及びJMRC中国・四国ラリーシリーズの表彰が行われた。式典の司会はJMRC中国・四国ラリーシリーズの広報を担当する原野雅子さんが担当した。

　JAF地方選手権は、表彰対象者が円卓に座るスタイルとなり、JAF四国本部の関根修事務局長の挨拶に始まり、JAF地方選手権のFG-1とFG-2、FG-3、FG-4のドライバー＆ナビゲーター表彰を実施。表彰対象者と関係者を対象とした記念撮影で第一部が終了した。

　続いて、同じ会場で懇親会を兼ねたJMRCシリーズの表彰式が行われ、今度は座る場所を抽選で決定し、再び着席スタイルでの仕切り直しとなった。JMRCシリーズの式典は、JAF中国本部の神吉靖視事務局長による乾杯の音頭で開幕。JMRC中国の山本博文ラリー部会長によるJAF中四国ラリー選手権の歴史を解説する挨拶も行われた。

　こちらは和やかムードの表彰式となり、西日本グラベルラリーツアーのドライバー＆コ・ドライバー表彰に続いて、JMRC中国・四国ラリーシリーズのFC表彰、そしてFG-1とFG-2、FG-3、FG-4の順番でドライバー＆ナビゲーター表彰の賞典授与が行われた。

　懇親会では、2019年は秋田県で行われたJMRC全国オールスターラリーフェスティバルに参加した選手の紹介や、協賛各社提供のモータースポーツグッズやエントラントから提供されたイチゴやキンカンなどの果物、2020年シリーズ参加費用の割引券を争奪するビンゴ大会、そして2020年の主催者による大会概要のガイダンスが行われ、最後はJMRC四国の高木一之ラリー部会長による中締めの挨拶が行われ、表彰式はお開きとなった。

まず最初にJAF地方選手権の表彰式が行われ、JAF及びJMRC関係者から賞典が贈られた。

JAF地方選手権では、表彰対象者に2019年選手権認定の盾とトロフィーが授与された。

JAF地方選手権の表彰式は着席して授与式を見守るスタイル。厳粛なムードが漂っていた。

JMRCシリーズの表彰式は抽選で席次を決めるスタイル。一変して和やかムードの式典に。

秋田のJMRC全国オールスターラリーフェスティバルに参戦した地元選手らを壇上で紹介。

お楽しみのビンゴ大会では協賛各社のグッズや参加者から提供されたフルーツ等が賞品に。

ビンゴ大会の目玉は、2020年シーズンの参加費割引券や松岡竜也選手ご提供の特別賞！

式典の最後には2020年シーズンの主催者が大会概要を説明。今季の健闘を誓い合った。

JAF中四国ラリー選手権FG-1ドライバー表彰登壇者の皆さん。チャンピオンは長江修平選手。

JAF中四国ラリー選手権FG-1ナビゲーター表彰登壇者の皆さん。チャンピオンは中岡和好選手。

JAF中四国ラリー選手権FG-2ドライバー表彰登壇者の皆さん。チャンピオンは川本圭祐選手。

JAF中四国ラリー選手権FG-2ナビゲーター表彰登壇者の皆さん。チャンピオンは伊藤洋幸選手。

JAF中四国ラリー選手権FG-3ドライバー表彰登壇者の皆さん。チャンピオンは松原久選手。

JAF中四国ラリー選手権FG-3ナビゲーター表彰登壇者の皆さん。チャンピオンは廣瀬香織選手。

JAF中四国ラリー選手権FG-4ドライバー表彰登壇者の皆さん。チャンピオンは松岡竜也選手。

JAF中四国ラリー選手権FG-4ナビゲーター表彰登壇者の皆さん。チャンピオンは縄田幸裕選手。

西日本グラベルラリーツアーのコ・ドライバー表彰登壇者の皆さん。チャンピオンは池田茂選手。

西日本グラベルラリーツアーのドライバー表彰登壇者の皆さん。チャンピオンは高田修選手。

JMRC中国・四国ラリーシリーズFCドライバーチャンピオンの城本静夫選手と、FCナビゲーターチャンピオンの古賀孝広選手。

JMRC中国・四国ラリーシリーズFG-4ドライバー表彰登壇者の皆さん。チャンピオンは松岡竜也選手。

JMRC中国・四国ラリーシリーズFG-4ナビゲーター表彰登壇者の皆さん。チャンピオンは縄田幸裕選手。

JMRC中国・四国ラリーシリーズFG-3ドライバー表彰登壇者の皆さん。チャンピオンは松原久選手。

JMRC中国・四国ラリーシリーズFG-3ナビゲーター表彰登壇者の皆さん。チャンピオンは廣瀬香織選手。

JMRC中国・四国ラリーシリーズFG-2ドライバー表彰登壇者の皆さん。チャンピオンは川本圭祐選手。

JMRC中国・四国ラリーシリーズFG-2ナビゲーター表彰登壇者の皆さん。チャンピオンは伊藤洋幸選手。

JMRC中国・四国ラリーシリーズFG-1ドライバー表彰登壇者の皆さん。チャンピオンは長江修平選手。

JMRC中国・四国ラリーシリーズFG-1ナビゲーター表彰登壇者の皆さん。チャンピオンは中岡和好選手。

2019年JAF中四国ラリー選手権チャンピオンインタビュー

　JMRCシリーズでは数々の栄冠に輝き、全日本ラリー選手権では2013年のJN1チャンピオンを獲得している松岡竜也選手。今季はヴィッツでFG-4クラスを戦い、JAF地方選手権では初となるドライバータイトルを獲得した。「2019年はGRガレージ松山さんのご協力で参戦できました。トヨタさんが主導してラリーを広めるような動きは、僕が全日本に出ていた頃は考えられなかったですし、自分の『ラリーを一般に広めたい』という思いを理解していただけたので、今回は体制に恵まれました。ですが、関わり方や目標がこれまでとは違ってきたので、かなりプレッシャーは感じましたけど、色々な助けもありまして、2019年は４戦全勝することができました。ドライバーとしては世界を走りたいという思いもありますし、全日本でもう一度……という思いもあります。いずれは新型ヤリスで……とも（笑）。2020年はさらに広くラリーを知ってもらうために、GRガレージさんの社員ドライバーが参戦することになり、皆さんの活動を支援する立場でも関わることになりました。もちろん自分も走るんですが、今回は86で挑戦するんです。実は、後輪駆動車って、シーマとかセルシオとかしか乗ったことがないんです（笑）。ランサーで培った速度感覚を思い出しながら、関わる皆さんに楽しんでもらえるような活動にしたいですね」。

　長年、松岡竜也選手のナビゲーターを務める縄田幸裕選手は、2013年の全日本JN1チャンピオンを獲得しているが、松岡選手と同様に、JAF地方選手権は初タイトルとなった。「2019年はGRガレージ松山さんの体制で走りましたが、コ・ドライバーの立場で言うと、今まではドライバーのコントロールをしていれば良かった部分が、サービス体制を含めてラリー全体を見ないといけなくなったことが大きな違いでしたね。今まではドライバーが平常心でいれば、コドラは自分の仕事に集中できたんですが、サービスでは別の要素にも気を配る必要がありました。実は、サービスでは、GRガレージのメカさんたちに色々と経験してもらうために、少し多めの指示を出したりしていたんです。地方選手権だとサービス作業もそんなにないんですが、全日本を想定した作業を追加したりしてましたね。おかげで時間のコントロールもシビアになりました。ヴィッツもシーズン直前にいきなり乗ることが決まったので、ドライバー共々不安はありました。でも、開幕戦がRCHだったので、テクニックステージタカタは慣れた場所ですから、助かった面もありました。サービス員は毎回メンバーを入れ替えていたので、正直、自分のペースに持ち込めたなと感じたのは最終戦辺りでしたね（笑）。2018年はメカニカルトラブルが出たり、最終戦でひっくり返ったりしてたので、それに比べると切羽詰まった状況にならなかったのが安定した成績に繋がったんだと思います。2019年は運を味方に付けられましたね（笑）」。

フォト/山口貴利　レポート/JAFスポーツ編集部