沖縄モータースポーツ界の一大イベント、“コザ・フェス”が今年も盛大に開催!

レポート その他

2019年11月15日

11月9~10日の二日間、沖縄を代表するモータースポーツイベント、コザモータースポーツフェスティバルが今年も開催され、多くの観客で賑わった。

コザモータースポーツフェスティバル2019
開催日:2019年11月9~10日
開催場所:沖縄市コザ運動公園
主催:沖縄市

 5回目を迎えた今回は、沖縄市制施行45周年記念事業として行われた。このことからも分かるように、このフェスティバルの最大の特長は、沖縄市という自治体が主催するイベントであるということ。2輪、4輪、レーシングカートはもちろん、オフロード競技さらにはカスタムカーまで紹介するという沖縄のクルマ文化のいま=現在をしっかりと感じ取れるイベントになっている。

 会場となった沖縄市コザ運動公園には、今年も6つの会場が用意され、シャトルバスで訪れた来場者は思い思いの場所でモータースポーツに親しんだ。4輪モータースポーツのメイン会場となったオンロード1会場では、D-1グランプリシリーズで活躍する川畑真人、藤野秀之両選手が華麗なドリフトテクニックを披露。昨年に引き続いて米国のフォーミュラ・ドリフトで活躍するフレデリック・オズボー選手も来日して、迫力のデモランで観客を魅了した。

 ジムカーナは、地元沖縄のスラローマー達が同乗走行や、並走して競うバトルジムカーナで会場を大いに沸かせた。このオンロード1会場では、日曜日、最後を飾るイベントとして、この会場を使用したジムカーナ、ドリフト、エクストリームバイクの3種目の選手達が一堂に会してデモランを行い、詰めかけたモータースポーツファンから盛んな拍手を浴びた。

 またオンロード2会場では、昨年まで全日本カート選手権に参戦、今年はFIA-F4でランキング7位に入った沖縄出身の平良響選手らがレーシングカートのデモレースに興じるなど、カート関連のイベントも盛り上がりを見せた。

 さらに体験会場では沖縄でも人気上昇中のオートテストが今年も開催され、当日受付となったエントリーは計5回すべて満員御礼となる盛況となった。2日間の来場者数は、佐藤琢磨選手がメインゲストで招かれ、TAKUMAブームに沸いた昨年と同数の42,000人を記録。5年目を迎えて、このイベントがしっかりと沖縄のモータースポーツファンの間に定着したことを印象づけた。

土曜正午からオープニングセレモニーが行われた今回のコザフェスは、実質1.5日の開催ながら40,000人を超える来場者を今年も集めた。
ジムカーナは、同乗走行で、サイドターン、パイロンスラロームなど、基本的なテクニックを体感してもらう試みも行われた。
2台並走して同じレイアウトのコースを走り、タイムを競うバトルジムカーナも観客の注目を集め、ジムカーナのPRに一役買った。
2年連続で全日本ジムカーナチャンピオンに輝いた“沖縄の星”、高江淳選手は、チャンピオンマシンのDC2インテグラを展示したほか、レーシングシミュレーターでデモランを行うなどファンサービスに務めた。
今年もスペシャルゲストとして招かれたフォーミュラ・ドリフトのオズボー選手も迫力のデモランを見せた。
レーシングカートは、本州で活躍するドライバー達がデモレースを披露。モータースポーツの迫力をPRした。
オートテストは今回も大盛況。約100人が、本州でも人気上昇中のお手軽モータースポーツの魅力に触れていた。
オートテストも、最後にオズボー選手、小林キュウテン選手、山田英二選手といった、このイベントではすっかりお馴染みとなったゲストドライバー達がガチンコバトルを見せて会場を盛り上げた。
メインステージではダンスバトルや、フラダンスなど、地元沖縄の人々によるパフォーマンスショーが次々と行われ、好評を博した。
JAFのブースも大人気。子ども安全免許証のコーナーでは長い列ができていた。
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