勝田範彦WRX、酷暑の激戦を制してシーズン2勝目を獲得!

レポート ラリー

2019年8月2日

全日本ラリー選手権は7月26~28日、35年ぶりの全日本戦開催となる東北秋田でシリーズ第7戦が行われ、JN1クラスでは勝田範彦/石田裕一組(LUCK RALLY TEAM)がシーズン2勝目をあげた。

2019年JAF全日本ラリー選手権第7戦 Sammy 横手ラリー 2019
開催日:2019年7月26~28日
開催地:秋田
主催:AKITA、DSCC-A

 全日本ラリー第7戦の舞台は秋田県横手市。昨年まではJAF東日本選手権の一戦を受け持ってきた比較的、歴史の新しいフィールドだが、開催当初からフラットなダート路面は選手に好評で、今年はいよいよ国内ラリーの最高峰を開催するに至った。

 設定されたステージは3本で、土曜のLEG1ではそれぞれ2回走行する。日曜のLEG2は逆走で3本を2回ずつ走る。SSは各LEGとも、総距離は50kmを超え、トータル110.3kmと走り応えのあるラリーとなったが、この週末は気温35度という酷暑に見舞われたため、ラリーカーはもちろんだが、クルーにとっても体力的な消耗が大きい一戦となった。

 今季、第4戦から登場した新井大輝/小坂典嵩組(SUBARU TEAM ARAI)が前戦ラリーカムイで2勝目を飾ったJN1クラス。その勢いは衰えず、新井大輝組はSS1こそ鎌田卓麻/鈴木裕組(itzz RALLY TEAM)に譲るも、SS2から5連続ベストで上がって、2番手の奴田原文雄/佐藤忠宜組(ADVAN-PIAA Rally Team)を30秒近くも引き離して首位で折り返した。

 LEG2に入ると、この日最初のSS7で奴田原組がパンクで遅れ、大輝組のリードはさらに拡大するが、SECTION1最後のSS9で突如、GRBインプレッサはエンジントラブルでストップしてしまう。

 若武者の突然の脱落により、勝負は勝田範彦/石田裕一組を新井敏弘/田中直哉組(SUBARU TEAM ARAI)が追う展開に。しかし新井敏弘組もSS10でバンクで大きく遅れたため、勝田組がそのまま逃げ切ってシーズン2勝目をあげた。

 LEG1を終えてトップ3台が2秒の間にひしめくという大接戦となったJN4クラスは、4番手で折り返した昨年のチャンピオン、関根正人/草加浩平組(MATEX-AQTEC RALLY TEAM)が貫禄の逆転勝ちでグラベル3連勝を果たした。

 関根組はLEG2、突然の雨でウェット気味となったSection1のグラベルを踏み切って3連続ベストで一気に逆転を果たすとそのマージンをキープして優勝。最終SSで前日首位の古川寛/大久保叡組(スマッシュRBACラリーチーム)を逆転した高橋悟志/木村裕介組(ミツバ自動車)が2位に入った。

 最終SSまでホットバトルが展開されたJN2クラスは上原淳/漆戸あゆみ組(シャフト)が前戦カムイから2連勝。JN3クラスの山本悠太/山本磨美組(K-one Racing Team)もタイトルを大きく手繰り寄せる5勝目を獲得した。JN5クラスは天野智之/井上裕紀子組(豊田自動織機 RALLY TEAM)が6勝目をあげ、JN6クラスの大倉聡/豊田耕司組(AW RALLY TEAM with LUCK)は開幕戦からの連勝を7に伸ばしている。

JN1クラスは勝田/石田組(中)が優勝。新井/田中組(左)が2位。奴田原/佐藤組(右)が3位に入った。
JN2クラスは上原淳/漆戸あゆみ組が前戦ラリーカムイに続いて連勝。
JN3クラスでは山本悠太/山本磨美組がグラベル3連勝と今回も速さを見せつけた。
JN4クラスでも関根正人/草加浩平組が得意のグラベルで鮮やかな逆転劇を見せた。
JN5クラスでは天野智之/井上裕紀子組が盤石の走りで今季6勝目をマーク。
JN6クラスでは大倉聡/豊田耕司組が開幕7連勝と今回も隙を見せなかった。
併催のJSR(日本スーパーラリーシリーズ)ではマイケル・ヤング/マルコム・リード組が優勝した。
併催の日本アルペンラリー ヒストリックシリーズは箕作有俊/箕作裕子組のギャランVR-4が優勝(左)。同じく併催のJAF東日本ラリー選手権BC2クラスでは上原利宏/佐瀬拓野組が優勝した(右)。
JAF東日本ラリー選手権BC3クラスは小舘久/伴英憲組が優勝(左)。BC4クラスは細谷裕一/藤田勝正組が優勝した(右)。
ページ
トップへ