オートテスト

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2019-07-04
梅雨を吹き飛ばす盛況ぶり! 白熱のオートテストが千葉で開催!!

 

梅雨真っ只中の6月30日、千葉県下では令和初となるオートテスト「JAFオートテストin千葉」が、千葉陸運支局庁舎駐車場にて開催された。

 

2019年JAFオートテストin千葉
開催日:2019年6月30日
開催地:千葉陸運支局庁舎駐車場
主催:Narashino

 

 習志野レーシングチーム主催による千葉県のオートテストの会場となったのは千葉陸運支局庁舎駐車場。この陸運支局という異例な場所での開催が実現できたのは、千葉陸運支局の全面的な協力があってのこと。広々とした敷地の一般駐車場エリアが参加者のパドックとなり、検査場に向かうレーン区間が競技コースとして設定された。本開催にあたり、屋外だけでなく建物内のトイレも使用することができ、快適な環境でのオートテストとなった。

 

 今回のエントリーは82人(車両は73台)。当日数名の欠席があったものの、多数の参加者が集まった。クラス分けはなく、軽自動車からスポーティカー、そしてSUVや輸入車までもが一同に争われることとなった。

 

 梅雨時ということもあり、当日は朝からあいにくの雨模様。しかし走行が始まる頃には雨が止み、時折日射しも出るほどに天候は回復。時間とともに路面コンディションもウェットから徐々にドライへと変わり始め、白熱の競技展開が期待された。

 

 コースレイアウトは、スタート直後の4本スラロームをクリアした後、3本パイロンの定常円旋回までが前半区間。そしてオートテストならではの「ガレージ」で向きを変えたら後半区間に突入。走行ラインが制限されたシケインを経て、最終の減速スラロームを抜けてゴールという構成。

 

 参加者の競技走行は2本で、そのうちタイムが速い方が採用されて順位が決まる。ペナルティは走行タイムに加算されていくので、少しでもタイムを詰めようとついついアクセルを踏む右足に力が入りがちだが、コース上に置かれたパイロンに接触し、移動や転倒が確認されると減点となることを忘れてはならない。

 

 今回はパイロン1つにつき5秒分が加算されてしまうため、慎重なスピードコントロールが必須だ。また、ガレージでは車体全てが規定の位置まで進入しないと次のセクションに進めないため、自身のクルマの全長もしっかり把握してないと好成績は望めない。

 

 そして、絶対に避けたいのがミスコース。競技コース通りに走行しないと無効となってしまい成績を残すことができない。そのため、走行前の慣熟歩行では配布されたコース図を見ながら、実際のパイロンの配置や距離感を入念にチェックする参加者の姿が見受けられた。

 

 始まった第1ヒート、走行タイム的には40秒を切ると上位入賞が見える展開で、36秒807で折り返したのがコペンの小瀬誠選手。注目の第2ヒートでは、コース慣れと路面状況が好転した要素も加わり、走行タイムでは小瀬選手を上回る選手も何名か現れる。いずれもパイロンペナルティが加算されトップに立つことができない。小瀬選手も自己タイムを更新するがパイロンペナルティを喫してしまう。

 

 そういった状況の中、ついに逆転に成功したのが軽ワンボックスのバモスで参戦の五十嵐靖智選手。36秒665と僅か0.2秒差でトップに踊り出る。しかしドラマはまだ続く。第1ヒートはミスコースで成績を残せなかったラストゼッケンのアルトワークスの林孝選手が34秒187というタイムを叩き出し、最後に大逆転優勝を決めた。

 

 「1本めは失敗してしまったので(笑)2本めは慎重に行きました。コースが軽自動車向きだったのかな?と思いますが、車庫入れもしっかり決まって手応えはありました」と優勝の林選手。惜しくも2位の五十嵐選手は「2本めはパイロンペナルティ覚悟でぎりぎりを攻めました。理想通りのライン取りはできませんでしたが(笑)」。そしてパイロンペナルティがなければ減点なしだった小瀬選手は「2本めは路面も良くなったのでスピードが出過ぎちゃったのかなぁ。操作が追い付かなくてパイロン触っちゃったよ(笑)」と第1ヒートのタイムで3位に終わった。

 

 

勢いよく攻めすぎるとパイロンタッチを誘発してしまうレイアウト。正確な運転操作が求められる競技コースとなった。

 

国産車から輸入車まで大小問わずバラエティに富んだ車種が続々と集まる会場。参加者も意気揚々と受付を済ませていった。

 

講師のレクチャーのもと、慣熟歩行でコースを覚えたり、旗信号の説明に耳を傾けたり、真剣な眼差しで競技に臨む選手の皆さん。

 

オーガナイザー賞、特別賞と、さまざまな賞典が用意された。全員に贈られる参加賞もあり、皆が思い思いに楽しめた様子だ。

 

栄えある優勝は、通勤仕様のアルトワークスで参加し、ラストに劇的な逆転をキメた林孝選手。

 

2ヒートともに安定したタイムを叩き出した、バモスを駆る五十嵐靖智選手が2位入賞。

 

ヒート1で果敢に攻めた小瀬誠選手だが、ヒート2は悔しいパイロンタッチで3位となった。

 

 競技を盛り上げる実況アナウンスが流れる中、各選手の走りにギャラリーの熱い注目が集まった。

 

 全日本ジムカーナ選手権のPN2クラスに参戦中の片山誠司選手によるデモランも行われた。

 

 初心者マークを付けたミニカトッポで元気よく走った18歳の内藤朋也選手。「免許を取得してまだ3ヶ月です。このクルマはおじいちゃんから借りてきました。高校時代にYouTubeでオートテストの動画を観て、面白そうだと思って参加しました。競技ライセンスを取得して将来的にはBライ競技にも参加したいと思います」

 

 夫婦でダブルエントリーで参加したのはC-HRに乗る森崎俊介選手と律子選手。「競技としてのオートテストは初めてです。サーキット走行とはまた違った面白さがありますね」という俊介選手。「楽しかったです……けど、いっぱい、いっぱいで(笑)」と、ペナルティなしで無事完走した律子選手。