レース

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2019-06-06
GTNET GT3 GT-Rが富士24時間レースを連覇

 ピレリスーパー耐久シリーズ2019第3戦の「富士SUPER TEC 24時間レース」が、5月31日~6月2日に富士スピードウェイにおいて開催され、ST-Xクラスの#1「GTNET GT3 GT-R」(浜野彰彦/星野一樹/藤波清斗/平峰一貴)がほぼノートラブルで走り2位に27周の大差をつけ優勝。801周、3,654.963kmを走破し富士24時間レースを連覇した。

 

 

ピレリスーパー耐久シリーズ2019第3戦 富士SUPER TEC 24時間レース
開催日: 2019年5月31日~6月2日
開催地: 富士スピードウェイ(静岡県小山町)
主催: 富士スピードウェイ株式会社、FISCO-C

 

 S耐のシリーズ戦として昨年、50年ぶりに復活開催された富士24時間レース。今年も初夏の爽やかな天候に恵まれ、コースサイドでキャンプやバーベキューを楽しんだり、家族連れでイベントを楽しむ姿が見受けられた。

 

 このレースには全8クラスに計48台がエントリー。31日に行われた公式予選は、A、Bドライバーのベストタイム合算で争われる。この予選で速さを見せたのはGT-Rの2018年型である#300「TAIROKU RACING GT-R GT3」(山口大陸/ハリソン・ニューウェイ/本山哲/高木真一/ニコラス・コスタ)。山口とニューウェイが従来のコースレコードを更新するタイムでポールポジションを獲得。#1 GT-Rは30kgのハンディウェイトが効いたか、2位でフロントローにつけた。

 

 決勝レースは1日の14時49分にスタートした。#300 GT-Rは本山、#1 GT-Rは星野がスタートを担当。序盤は本山に星野がついていく展開だったが、やがて本山が独走状態となった。最初のピット作業は同じ周回で行われたが、#300 GT-Rは交代した山口がピット作業が終わらないうちにエンジンをかけ、さらに数周後の1コーナーへの進入で他の車両と接触してスピン。ピット作業中にエンジンをかけたことで60秒停止のペナルティが課せられてしまい、#1 GT-Rが難なくトップに立った。

 

 しかしその後はスピードに勝る#300 GT-Rが#1 GT-Rに追いついて一旦はパスするも、ピットインのタイミングで順位を入れ替えるという展開が続き、2台のバトルは一騎打ちの様相となった。

 

 レースが動いたのはゴールまで残り4時間となった2日の11時頃だった。#1 GT-Rと激しいトップ争いを繰り広げていた#300 GT-Rがピットイン。さらに駆動系トラブルのためにガレージへ。この修復には1時間15分ほどを要し、その間に3位走行中だった#9「MP Racing GT-R」(JOE SHINDO/柴田優作/富田竜一郎/高田匠/影山正美/上村優太)が、2位に浮上した。

 

 一方の#1 GT-Rは目立ったトラブルやミスもなく周回を続け、浜野が歓喜のチェッカーを受け、他の3名のドライバーがボンネットに乗ってピットロードを凱旋した。2位は#9 GT-R、3位は#300 GT-Rだった。

 

 ST-Zクラス(全3台)は#3「ENDLESS AMG GT4」(内田優大/山内英輝/高橋翼/山田真之亮)が3連勝。ST-TCRクラス(全9台)は、#45「BRIN・NAUB RS3 LMS」(竹田直人/白坂卓也/田ケ原章蔵)が参戦3年目にしてシリーズ初優勝。ST-1クラス(全1台)は #47「D’station Porsche」(星野辰也/織戸学/近藤翼/小林賢二/濱賢二)が優勝した。

 

 ST-2クラス(全4台)は、#59「DAMD MOTUL ED WRX STI」(大澤学/後藤比東至/井口卓人/石坂瑞基)が開幕戦以来の2勝目。ST-3クラス(全7台)は、#34「TECHNO FIRST RC350」(手塚祐弥/大草りき/前嶋秀司/大西隆生)が今季初優勝。ST-4クラス(全10台)の#86「TOM’S SPIRIT 86」(坪井翔/中山雄一/松井孝允/佐藤公哉)、ST-5クラス(全10台)は、#88「村上モータース MAZDAロードスター」(村上博幸/雨宮恵司/中島保典/山谷直樹/近藤善嗣)も併せて今季初優勝を飾った。

 

 レース全体での大きなアクシデントは、スタート55分後にST-3クラストップを独走中だった#62「DENSO Le Beausset RC350」の山下健太が1コーナーを直進してタイヤバリアに激しくクラッシュしたが、昨年のような赤旗中断もセーフティカー導入も一度もなかった。またFCY(フルコースイエロー=コース全周で50km/h以下で追い越し禁止)も少なく、大きな混乱もなかった。

 

 レース途中での10分間のメンテナンスタイムの義務付け、ドライバーやチームの意識の高さ、そしてオフィシャルの的確な行動、さらに組織の運営がしっかりまとまった大会だったと言えるだろう。

 

2年連続で総合優勝という偉業を達成した#1「GTNET GT3 GT-R」(浜野彰彦/星野一樹/藤波清斗/平峰一貴)の皆さん。

 

ST-Zクラスは#3「ENDLESS AMG GT4」(内田優大/山内英輝/高橋翼/山田真之亮)が開幕から負けなしの3連勝を飾った。

 

ST-TCRクラスは3人で24時間を走り切った#45「BRIN・NAUB RS3 LMS」(竹田直人/白坂卓也/田ケ原章蔵)が晴れの舞台でシリーズ初優勝を達成。

 

ST-1クラスの#47「D’station Porsche」(星野辰也/織戸学/近藤翼/小林賢二/濱賢二)は733周を走り切って優勝。

 

ST-2クラスは#59「DAMD MOTUL ED WRX STI」(大澤学/後藤比東至/井口卓人/石坂瑞基)が20周の大差をつけて優勝。

 

レクサスが表彰台独占のST-3クラスでは#34「TECHNO FIRST RC350」(手塚祐弥/大草りき/前嶋秀司/大西隆生)が優勝。

 

ST-4クラスは実力派の若手ドライバーが組んだ#86「TOM’S SPIRIT 86」(坪井翔/中山雄一/松井孝允/佐藤公哉)が優勝した。

 

今大会で最も接戦となったST-5クラスは#88「村上モータース MAZDAロードスター」(村上博幸/雨宮恵司/中島保典/山谷直樹/近藤善嗣)が2周差をつけて今季初優勝を飾った。