OK部門の第4戦は参戦2年目の皆木駿輔が嬉しい初優勝!
2019年6月4日
全日本カート選手権OK部門の今季2度目の大会が、高速レイアウトで知られる本庄サーキットで開催された。その第3戦では、佐々木大樹(TONYKART RACING TEAM JAPAN)が混戦を制して優勝。第4戦ではトップカテゴリー2年目の皆木駿輔(Croc Promotion with EXGEL)が独走で初優勝を飾った。
2019年JAF全日本カート選手権OK部門 第3戦/第4戦
2019年JAF全日本カート選手権FS-125部門/FP-3部門 東地域第2戦
開催日:2019年6月1~2日
開催地:本庄サーキット(埼玉県本庄市)
主催:T.KBF、SPH
第3戦を5番グリッドからスタートしたベテランの佐々木は、レース中盤にまずトップを奪うと、6台一丸の先頭集団の中でポジションチェンジを繰り返しながらも積極的に前へ出る戦いを展開。そして、最終ラップのライバルたちの猛攻を熟練のワザで抑え込んだ。
「ずっと調子が悪かった中でチームが頑張ってくれた」と語る佐々木は、これで2連勝だ。
ポールスタートの山田杯利(TEAM EMATY)は、先頭集団の後ろに着けて周回を重ねると、ゴール目前に順位を上げて佐々木と僅差の2位に。また前半戦をリードしたルーキーの大草りく(nutec LTC brioly)は3位でフィニッシュ。
3メーカーのタイヤのパフォーマンスが拮抗する中、ここではブリヂストン・ユーザーが表彰台を独占している。
続く第4戦では、ポールスタートの皆木が2秒以上のリードを築くとそのまま逃げ切り、OK部門2年目で待望の初優勝を遂げた。
「うれしいのひと言。この優勝の意味はすごく大きい」と、皆木は感無量の表情だ。
2位の水野皓稀(INTREPID JAPAN CORSE)は、序盤に順位を落としたところから挽回しての初表彰台獲得。表彰台最後の一席は三村壮太郎(Croc Promotion)が掴み取った。
皆木はダンロップ、水野はブリヂストン、三村はヨコハマのユーザーで、今度はタイヤメーカー3社のドライバーが表彰台を分け合う結果となった。
同時開催された全日本・東地域第2戦。そのFS-125部門では、荒尾創大(チームKBF)が初優勝を飾った。決勝は中盤から混戦の様相を呈し、ゴール間際には10台がひとかたまりとなって目まぐるしいポジションチェンジを繰り返す展開に。そんな中、前半戦をリードしていた荒尾は6番手まで後退するも、激烈な集団戦の中を無我夢中でかき分けて再浮上を果たし、勝利へとたどり着いた。
2番手でゴールした小田優(Formula Blue BEMAX)は、フロントフェアリングのペナルティで12位に降格。替わって野村勇斗(EXGEL with MRP)が2位、星涼樹(Drago Corse)が3位となった。
同FP-3部門では、スポット参戦の大西勝太(FLAX motor sports)が佐々木大河(TEAM WOLF)とのラスト3周のバトルを制してポール・トゥ・ウィン。佐々木に続く3位には小泉椋靖(レーヴRT)が入った。
ジュニアカート選手権・東地域第2戦のFP-Jr部門では、堂園鷲(TEAM SCHU)が逆転で開幕2連勝。同FP-Jr Cadets部門では、菊池貴博(ZAPKID'S with WORLD)が混戦を制して優勝した。
フォト/小竹充、JAFスポーツ編集部 レポート/水谷一夫