2019年スーパーフォーミュラの第2回公式合同テストが富士で開催

レポート レース

2019年3月29日

第2回目となる全日本スーパーフォーミュラ選手権の公式合同テストが富士スピードウェイにて開催された。

両日ともに公開記者会見が行われ、平日にも関わらず多くのファンが選手のコメントに耳を傾けた。

2019年JAF全日本スーパーフォーミュラ選手権 第2回公式合同テスト
開催日:2019年3月26~27日
開催場所:富士スピードウェイ

 3月4~5日に鈴鹿サーキットでスーパーフォーミュラの公式合同テストが行われたが、26~27日、場所を富士スピードウェイに移して第2回のテストが開催された。すでに鈴鹿での2日間のテストを終えて各チーム/ドライバーともに新たな課題が見えてきたところで、今回は約1.5kmのメインストレートを誇るハイスピードコースでのテストに挑んだ。

 なおエントリーリストには、昨年までREAL RACINGのドライバーとして参戦していた塚越広大の名前も挙がっていた。これは今季REAL RACINGドライバーのトリスタン・シャルパンティエの、ベースセットアップ確認のためだ。

 3月26日の午前は赤旗で4回の中断となる、波乱続きのテストとなった。このテスト期間中、午前のみ使用が許可されたOTS(オーバーテイクシステム)で、DOCOMO TEAM DANDELION RACINGの山本尚貴が1分21秒742を叩き出す。前回鈴鹿でも好調だったKONDO RACINGの山下健太が1分21秒954と続く。3番手は1分22秒021でTCS NAKAJIMA RACINGのアレックス・パロウ。

 午後は昨年フォーミュラ3チャンピオンでJMS P.MU/CERUMO・INGINGの坪井翔が1分22秒204でトップに。同じく新人でB-Max Racing with motoparkのルーカス・アウアーが1分22秒391で2番手となる。JMS P.MU/CERUMO・INGINGの石浦宏明が3番手で1分22秒393を刻んだ。

 翌27日午前は、前日同様に4回の赤旗中断を挟んだ。トップは山下健太で1分21秒798と、このセッション唯一の1分21秒台。2番手に1分22秒146でVANTELIN TEAM TOM'Sのニック・キャシディ、3番手に1分22秒225でVANTELIN TEAM TOM'Sの中嶋一貴。

 最終テストとなるセッション4、富士のテスト期間中で安定したタイムを連発している山下健太が1分22秒110で3番手。2番手はcarrozzeria Team KCMGの小林可夢偉で1分22秒012、そして1分21秒991でITOCHU ENEX TEAM IMPULの平川亮がトップでテストを締めた。

 4月20~21日に鈴鹿サーキットで行われる、2019年全日本スーパーフォーミュラ選手権の開幕戦、果たしてSF19デビュー初戦では誰が勝つのか?

1号車のDOCOMO TEAM DANDELION RACING/山本尚貴がセッション1でトップとなった。
セッション2は39号車のJMS P.MU/CERUMO・INGING/坪井翔が好タイムでフィニッシュ。
この2日間で毎回トップ5に入るタイムを記録した3号車のKONDO RACING/山下健太。
20号車のITOCHU ENEX TEAM IMPUL/平川亮がOTSを使用せずセッション4で1分21秒台。
今年からスーパーフォーミュラと併催されるTCRジャパンシリーズも公式テストを行った。

フォト/石原康、JAFスポーツ編集部 レポート/JAFスポーツ編集部

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