2019年スーパーフォーミュラの第1回公式合同テストが鈴鹿で開催

レポート レース

2019年3月20日

いよいよSF19が本格始動! 全日本スーパーフォーミュラ選手権の公式合同テストが鈴鹿サーキットで開催された。

2019年JAF全日本スーパーフォーミュラ選手権 第1回公式合同テスト
開催日:2019年3月4~5日
開催地:鈴鹿サーキット

 前日まで開催されていたモースポフェス2019 SUZUKAの興奮冷めやらぬ鈴鹿サーキットで、3月4~5日の2日間、スーパーフォーミュラの公式合同テストが行われた。 昨年からさまざまなドライバーたちによってテストが行われていたが、モースポフェスでのシェイクダウンを皮切りに、各チームとも新たなシーズンを直前に控えて緊張感が漂っていた。

 3月4日は前日からの雨の影響によってウェットコンディションでスタート。雨天でのテストが考慮され、午前は従来予定していた時間を45分短縮し、翌5日のテストにその短縮分が配分された。水煙が上がる中、1分45秒547のトップタイムをマークしたのは、昨年のチャンピオン・DOCOMO TEAM DANDELION RACING/山本尚貴。それに続いたのは、昨年最終戦で熾烈なチャンピオン争いをしたVANTELIN TEAM TOM'S/ニック・キャシディの1分46秒456。

 午後になると路面も徐々に乾き始め、タイムにも大きく反映された。ここでTCS NAKAJIMA RACING/アレックス・パロウが1分35秒904という驚異的なタイムを叩き出す。参考までに、昨年の鈴鹿最終戦の予選での最速タイムが山本の1分37秒909だったことを鑑みると、今年のSF19がよりハイスピードなレースを展開してくれるのは間違いない。

 翌5日はドライコンディションとなり、前日の短縮15分が午前中のテスト時間に割り当てられた。好調な走りを見せたのはDOCOMO TEAM DANDELION RACING/福住仁嶺と山本で、1-2でセッションを終了。またトップ5のタイムはすべて1分36秒台と、拮抗した結果となった。

 午後も前日の短縮30分が追加され、計2時間30分のタイムスケジュールとなった。4日のセッション2で2番手のタイムだったKONDO RACING/山下健太が1分36秒456でトップタイムをマーク。これに追随したのはパロウとcarrozzeria Team KCMG/小林可夢偉。

 今回、鈴鹿サーキットでの2日間のテストが終了したが、次回は3月26~27日に第2回の公式テストが富士スピードウェイで行われる予定だ。そして4月20~21日、鈴鹿サーキットでいよいよシリーズ第1戦が始まる。

セッション1は1号車のDOCOMO TEAM DANDELION RACING/山本尚貴がトップタイム。
今回のテスト期間で最速のタイムをマークした64号車のTCS NAKAJIMA RACING/アレックス・パロウ。
セッション3終盤にトップタイムを奪還した5号車のDOCOMO TEAM DANDELION RACING/福住仁嶺。
3号車のKONDO RACING/山下健太が2日間のテストのラストをトップタイムで締め括った。

フォト/吉見幸夫 レポート/JAFスポーツ編集部

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