TOYOTA GAZOO Racing、2019年のモータースポーツ活動計画を発表

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2019年2月8日

TOYOTA GAZOO RacingはSUPER GT、スーパーフォーミュラを始めとする2019年のモータースポーツ活動計画を発表した。

 すでに2020年から新型スープラを投入することがリリースされているSUPER GT 500クラスは、レクサス最後のシーズンを担う6台の体制とドライバーが発表された。ドライバーラインナップに動きがあったのは3チーム。6号車WAKO'S 4CR LC500には山下健太が移籍し、大嶋和也とコンビを組む。山下が抜けた19号車WedsSport ADVAN LC500には坪井翔が入り、国本雄資とタッグを組む。39号車DENSO KOBELCO SARD LC500にはヘイキ・コバライネンのチームメイトとして、GT500は初のドライブとなる中山雄一が抜擢された。

 36号車au TOM'S LC500(中嶋一貴/関口雄飛組)、37号車KeePer TOM’S LC500(平川亮/ニック・キャシディ組)、38号車ZENT CERUMO LC500(立川祐路/石浦宏明組)は今年も不動のコンビがタッグを組む。GT300クラスには昨年同様、プリウスが2台、RC F GT3が3台参戦する。

 一方、タイトル奪還を狙うスーパーフォーミュラは昨年と同じく、6チーム11台がTRDチューンの2リッター直4直噴ターボエンジン(Biz-01F)で参戦する。複数のチームで移籍、新人の加入等の動きがあるが、最も注目されるのは昨年、最終戦までチャンピオンを争ったニック・キャシディがKONDO RACINGからVANTELIN TEAM TOM'Sに移籍し、中嶋一貴のチームメイトとなることだろう。

 キャシディが抜けたKONDO RACINGにはJMS P.MU/CERUMO・INGINGから国本雄資が移籍し、昨年の全日本F3チャンピオン坪井翔が国本の後釜としてCERUMO・INGINGに加入することになった。さらにTEAM LEMANSには昨年までFIA-F2を戦っていたアーテム・マルケロフが加入する。マルケロフは昨年、ロシアンタイムでチームメイトだった牧野任祐と今年は日本の地で再び戦う形になった。なお小林可夢偉は昨年と同じくcarrozzeria Team KCMGからエントリーする。

 坪井がステップアップを遂げた全日本F3選手権には、3年目となる宮田莉朋と昨年、F3にスポット参戦したFIA-F4シリーズ3位の小高一斗の二人がカローラ中京Kuo TEAM TOM’Sからエントリーすることが併せて発表された。


【SUPER GT/GT500クラス】
・6号車  WAKO'S 4CR LC500 大嶋和也/山下健太
・19号車 WedsSport ADVAN LC500 国本雄資/坪井翔
・36号車 au TOM'S LC500 中嶋一貴/関口雄飛
・37号車 KeePer TOM'S LC500 平川亮/ニック・キャシディ
・38号車 ZENT CERUMO LC500 立川祐路/石浦宏明
・39号車 DENSO KOBELCO SARD LC500 ヘイキ・コバライネン/中山雄一


【SUPER GT/GT300クラス】
・30号車 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT 永井宏明/織戸学
・31号車 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT 嵯峨宏紀/中山友貴
・35号車 arto RC F GT3 未定/未定
・60号車 SYNTIUM LMcorsa RC F GT3 吉本大樹/宮田莉朋
・96号車 K-tunes RC F GT3 新田守男/阪口晴南


【全日本スーパーフォーミュラ選手権】
・KONDO RACING 山下健太/国本雄資
・TEAM LEMANS アーテム・マルケロフ/大嶋和也
・carrozzeria Team KCMG 小林可夢偉
・TEAM IMPUL 関口雄飛/平川亮
・VANTELIN TEAM TOM'S 中嶋一貴/ニック・キャシディ
・JMS P.MU/CERUMO・INGING 石浦宏明/坪井翔


レクサス最後の年となる今シーズンは6台のLC500が覇権奪回に挑む。
昨年、タイトルにあと一歩まで迫ったキャシディは名門トムスで中嶋一貴とタッグを組む。
昨年の全日本F3チャンピオン、坪井翔はGT500、スーパーフォーミュラの“トップ2”へ一気にステップアップを果たした。
スーパーフォーミュラは新型のSF19のデビューイヤーとなる。ドライバーはもちろん、チーム力が問われる一年になりそうだ。
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