ラリー

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2019-02-07
2019全日本ラリー開幕。新井敏弘/田中直哉組が波乱の初戦を制す

 

今年の全日本ラリー選手権開幕戦となるラリーオブ嬬恋が1月31日~2月3日に開催され、波乱の展開となったJN1クラスは新井敏弘/田中直哉組(SUBARU TEAM ARAI)が優勝。連覇に向けて好スタートを切った。

 

2019年JAF全日本ラリー選手権第1戦
ラリーオブ嬬恋

開催日:2019年1月31日~2月3日
開催地:群馬県
主催:AG.MSC北海道、JAC、ASAMA

 

 2019年の全日本ラリーがいよいよ開幕した。今年もその舞台は群馬県嬬恋村。大会前に懸念された雪不足もラリーウィークに入ってまとまった降雪があったため、一部、舗装が顔を出す場面もあったものの、雪上での走りが勝敗を決するスノーラリーとして開催された。

 

 ラリーオブ嬬恋は今年もこれまでのスタイルを踏襲。LEG1は金曜夜にお馴染みバラキ湖でのギャラリーステージ2本を含む5本のSSを走行。土曜のLEG2は7本、日曜のLEG3は6本と計18本のSSで勝負が競われた。

 

 昨年まで最速のクラスだったランエボ、WRXが集うJN6クラスは、JN1クラスへと名称変更され、さらに今年からWRCにも多数参戦しているFIA-R5車両の参加が認められ、大きな話題を呼ぶことに。開幕戦には残念ながらR5車両は現れなかったが、お馴染みのメンバー達が初戦から激闘を繰り広げた。

 

 波乱はいきなり金曜夜のSS1のNitazawa Baragiで起き、ディフェンディングチャンピオンの新井敏弘/田中直哉組(SUBARU TEAM ARAI)がスピン、20秒以上をロスして大きく後退してしまう。このSSでベストを奪取したのは鎌田卓麻/鈴木裕組(itzz Rally Team)のWRX STI。勝田範彦/石田裕一組(LUCK Rally Team)を0.2秒差で下すと続くSS2でも勝田組を同様に0.2秒引き離してベスト。SS3ではさらに3.7秒差をつけて首位固めに入った。

 

 土曜のLEG2では新井組が怒涛の追い上げを見せてDAYベストで上がり、勝田組を逆転して2位に浮上するも、鎌田組との差はまだ21.5秒。最終日LEG3では鎌田組が再びペースを上げ、その差を28秒弱までに広げて新井組の追撃もここまでかと思われた。しかし残すSSは後1本のみとなったSS17Aisainookaで鎌田組がまさかのスピン。ホイールハウス内に入り込んだ雪のために一時ステアリングが切れなくなるというアクシデントも重なって大きくタイムロス、新井組に逆転を許してしまう。鎌田組は最終SSで意地のベストを奪うも10.4秒差の2位でゴール。最後までアクセルを緩めなかった新井組のもとへ勝利は転がり込むことになった。

 

JN2クラスはヴィッツGRMNを駆る眞貝知志/安藤裕一組(TOYOTA GAZOO Racing)が総合でも5番手に入る2WD車最速のタイムを叩き出して優勝。全日本ジムカーナのトップスラローマー牧野タイソン選手の参加が話題を集めたJN3クラスは、その牧野/北川紗衣組86(RALLY TEAM AICELLO)が序盤、トップを快走するもSS4でスタックして大きくタイムロス。元GTドライバーの筒井克彦/松本優一組86(TEAM 221)が優勝をさらった。

 

 JN4クラスではブーンX4を駆る2012年の全日本チャンピオン、山口貴利/山田真記子組(インディゴパワーラリーチーム)が優勝。JN5クラスは全日本6連覇を狙う天野智之/井上裕紀子組(豊田自動織機RALLY TEAM)がLEG2までに築いたマージンで逃げ切った。

 

 1,500cc以下のAT車とハイブリッド&電気自動車が対象のJN6クラスはヴィッツ、フィット、ノート、アクアとバラエティに富んだ参加車種で賑わったが、昨年のJN3クラスから移籍してきた大倉聡/豊田耕司組(AW RALLY TEAM with LUCK)のヴィッツCVTが昨年のラリー北海道以来の優勝をゲット。終わってみれば今回の開幕戦、3クラスでTOTOTAヴィッツが勝利をさらう結果となった。

 

 なお併催の日本スーパーラリーシリーズは青山康/竹下紀子組(CUSCO RACING)のインプレッサが逆転でシリーズ初戦を制した。

 

JN1クラスは三菱のエース、奴田原文雄組が昨年に続いて今年も欠場。スバルが表彰台を独占した。左から2位鎌田卓麻/鈴木裕組、優勝新井敏弘/田中直哉組、3位勝田範彦/石田裕一組。

 

JN2クラスを制した眞貝知志/安藤裕一組。2WD最速のタイムをマークして総合でも5位に入った。

 

JN3クラスは筒井克彦/松本優一組が86バトルを制して優勝を飾った。

 

JN4クラスは山口貴利/山田真記子組がブーンX4での全日本初勝利をさらった。

 

FFマイスター達が覇を競ったJN5クラスは「絶対王者」、天野智之/井上裕紀子組が快勝した。

 

NEWカマーの参戦で賑わったJN6クラスはヴィッツCVTを駆る大倉聡/豊田耕司組が開幕戦を制した。

 

日本スーパーラリーシリーズ開幕戦は青山康/竹下紀子組が優勝した。