ダートトライアル

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新たなシーズンの幕開けを告げる氷上トライアルが今年も開催

 

北の大地の新たなモータースポーツシーズンの始動を告げる「糠平湖氷上トライアル」が今年も開催された。

 

 国内のモータースポーツは3月頃から、全日本&地方選手権のシリーズがスタートし、本格的なシーズンに突入するのが恒例となっているが、スノーモータースポーツも盛んな北海道では、1月から競技会が開催され、新たなシリーズが動き出す。そんな北海道地区のモータースポーツの冬の風物詩としてすっかりお馴染みなのが、氷結した湖を舞台にタイムトライアルを行う糠平湖氷上トライアルだ。

 

 糠平湖は道東、十勝地区の上士幌町にある湖。渇水期の冬にのみその姿を現す幻想的なアーチ、タウシュベツ川橋梁で知られ、冬はワカサギ釣りの人々でも賑わう。また湖に隣接する、ぬかびら源泉郷の温泉街も多くの観光客で賑わう。そんな糠平湖で開催される氷上トライアルは今年で41回目を数える北海道ではすっかり老舗のイベントだ。

 

 JAF北海道ダートトライアル選手権の一戦でもあるこの大会は、グラベルを走る楽しさとはまた違った、豪快なドライビングが楽しめる。ダートトライアルに比べれば、広い氷雪路のコースを走るとあって、コースを外れてクルマを傷める心配もそれほどしなくてすむ。そのため地元のダートトライアルドライバーのみならず、スラローマーにも人気で、多くのドライバーがこの年イチのイベントを楽しんでいる。またそんな評判を聞きつけて本州から駆けつけるドライバーも少なくない。今年も昨年の全日本ダートトライアル選手権チャンピオンの谷田川敏幸選手や、同選手権のランエボマイスター荒井信介選手も駆けつけ、エキスパートクラスでハイレベルなスノードライビングテクニックを披露した。

 

 暖冬化により、近年は以前ほど湖面が凍らず、コース縮小を余儀なくされることもあったが、今回は50cmほどの分厚い氷の表面に大会数日前にまとまった雪も降ったことから絶好のコンディションとなり、高速コーナリングも存分に楽しめるダイナミックなコースが設定された。約110名のドライバーが挑み、氷点下26度を記録する極寒の会場を訪れた見物客も、彼らの熱い走りにしばし寒さを忘れていた。

 

 北海道地区では同じ週末、千歳市でJAF北海道ラリー選手権も開幕し、雪解けを待ちきれない道産子ラリースト達が全開モードに突入した。2月になれば、本州でもいくつかのシリーズがスタートする。2019年の国内モータースポーツシーンの盛り上がりに期待していきたい。
※競技会のレポートは、後日、JAFスポーツWEBにて掲載します。

 

会場全景。競技車のパドックも湖面上に作られる。

 

一度、クルマが走れば凍った湖面が顔を出す。

 

砂煙ならぬ雪煙が沸き起こる走りは観戦するだけでも迫力十分。

 

道外からの参加者も含め100名を超えるドライバーがスノードライビングを楽しんだ。