トロロッソ・ホンダがもてぎをデモラン
2018年12月21日
12月9日には、ツインリンクもてぎにおいて「Honda Racing THANKS DAY 2018」が開催され、寒空の天候にもかかわらず2万4,500人のファンが集まった。
晴天には恵まれたものの、この週末は寒気団が降りてきて冷え切った会場だったが、ファンの熱気はそれすら吹き飛ばしてしまうものとなった。今年はスーパーフォーミュラとSUPER GTの国内トップカテゴリーの2つでチャンピオンを獲得。さらに4輪だけでなく2輪のMoto GPやEWC(世界耐久選手権)でもタイトルを獲得するなど、ワールドワイドな顔ぶれが集まった。
また優勝こそなかったものの、トロロッソと初めて組んだF1では4回の入賞を果たしたが、そのマシンSTR13でドライバーのピエール・ガスリー(来季はレッドブル・ホンダをドライブ予定)がデモランを披露し、訪れた観客の喝采を浴びた。さらに東日本震災後、普段は使用しなくなったスーパースピードウェイ(オーバルコース)も使用して、トライアルバイクショー、今年チャンピオンを獲得した2輪と4輪のマシンによるウィナーズラン、ホンダRA301(ジェンソン・バトン)、マクラーレンMP4/6(佐藤琢磨)、トロロッソSTR13(ガスリー)が同時に走行するStory of Honda F1などまざまなイベントが次々に行われた。
またロードコースでも2輪や4輪のデモレースや模擬レースが次々に展開され、ファンは2輪や4輪のさまざまなエキゾーストサウンドを楽しむことができた。これはホンダのイベントならではの味わいだろう。カートランドではカートのレースも開催され、またトップドライバーやトップライダーがN-ONEやスーパーカブでレースを行うなど、“遊び”の要素も盛り込んだ企画も実施された。
パドックやピットではNSX GT3、INDYマシン、コクピット体験やバイクライドなども行われ、もちろんライダーやドライバーのサイン会やトークショーも開催。ホンダコレクションホールでも中嶋悟と鈴木亜久里のトークショーが行われ、ツインリンクもてぎという大きな会場のあちこちでさまざまなイベントが行われた。
夕方にはMoto GPを引退するダニ・ペドロサのラストランが行われ、16時からはこの日集まった40名近い内外のライダー、ドライバーが監督とともにフィナーレとパレードランを行い、盛りだくさんのイベントは終了となった。
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