「2018年JAFモータースポーツ表彰式」が華々しく開催

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2018年12月5日

 11月30日(金)、「JAFモータースポーツ表彰式」が東京都内のホテルにて開催された。国際格式および全日本選手権において優秀な成績を修めた選手を表彰する、いわば2018年度のモータースポーツを締めくくる集大成。熱い戦いを制した各カテゴリのドライバーやチーム関係者が一堂に集結した。

 JAF矢代会長の主催者代表挨拶から幕を開けた、2018年の「JAFモータースポーツ表彰式」。レースアナウンサーのピエール北川氏、そしてゲストMCとして通訳の伊藤ソニア氏、この2名の司会により第一部が進行された。

 モータースポーツの発展に大きく貢献した前田外喜男氏に贈呈されたJAFモータースポーツ名誉委員の称号の発表に続き、ル・マン24時間レースで総合優勝に輝いた中嶋一貴選手、ジムカーナで前人未到の100勝を飾った山野哲也選手、WRCマニファクチャラーズチャンピオンのTOYOTA GAZOO RacingにJAFモータースポーツ特別賞が贈られた。

 またFIA Electric & New Energy Championship、FIA-F4、JAFカップオールジャパンジムカーナ、JAFカップオールジャパンダートトライアル、全日本ジムカーナ選手権、全日本ダートトライアル選手権、FIA APRC2 Championship、全日本ラリー選手権、全日本カート選手権、全日本フォーミュラ3選手権、スーパーGT、全日本スーパーフォーミュラ選手権の順に表彰が執り行われた。

 第二部の懇親会では、オーガナイザー2団体による表彰式も行われた。F3およびF3-Nクラスのチャンピオンを表彰する日本フォーミュラスリー協会のシリーズ表彰や、GT500クラス/G300クラスのチャンピオンを表彰するGTアソシエーションのシリーズ表彰で、対象者にトロフィーが授与された。

 そして最後を締めくくったのが余興として行われた「JAF Eモータースポーツカップ」。ドライビングシミュレータのグランツーリスモSPORTが使用され、各カテゴリを代表するドライバー同士の異色の対決が実現。会場は大盛り上がりとなった。

「日本のモータースポーツの発展のために尽力していく」と力強く宣言したJAF矢代会長の挨拶で表彰式がスタートした。
JAFモータースポーツ特別賞を受賞した3名。左からJAF矢代会長、中嶋一貴選手、山野哲也選手、TOYOTA GAZOO Racingの市川正明氏。
長時間に渡る耐久レースを制した、FIA Electric & New Energy Championshipのチャンピオンには写真パネルが進呈された。
上位レースカテゴリへのステップアップが期待される若手ドライバーたちと、チャンピオン獲得チームが集ったFIA-F4の表彰。
ゴールドの輝きがまぶしいJAFカップが授与された、3部門の各クラスで優勝したJAFオールジャパンジムカーナの選手たち。
全日本選手権と地方選手権の上位選手が集う激戦を制した、JAFカップオールジャパンダートトライアルの優勝者の皆さん。
3部門9クラスが表彰された全日本ジムカーナ選手権。N1クラスの高江淳選手は沖縄からの参戦で、嬉しい初タイトルを獲得した。
全日本ダートトライアル選手権は5部門9クラスの表彰。SA1クラスの小山健一選手は全日本初タイトルで、JAFカップとダブル表彰!
FIA APRC2 Championshipのドライバー・高橋冬彦選手と、コドライバー・中田昌美選手。地球儀が入ったFIAトロフィーが授与された。
5クラスで争われた全日本ラリー選手権のドライバー。ガッツポーズで喜びをあらわにしたクラス2の長﨑雅志選手は初タイトル。
全日本ラリー選手権のナビゲーターも5クラスで表彰。女性選手の活躍も目立ち、廣田幸子選手はクラス1でのタイトル獲得。
東西統一戦まで熾烈な戦いを繰り広げた全日本カート選手権FS-125部門。髙口大将選手がチャンピオンの栄冠を手にした。
並みいる強豪を押さえ、昨年に続き同カテゴリで2回目のタイトルを獲得した、全日本カート選手権OK部門の佐藤蓮選手。
全日本フォーミュラ3選手権の表彰。シーズンを通して圧倒的な速さを見せつけた坪井翔選手が堂々たる初戴冠となった。
スーパーGTのGT300クラスは、LEON CVSTOS AMGを駆る黒澤治樹/蒲生尚弥組が見事ドライバーチャンピオンに輝いた。
山本尚貴/ジェンソン・バトン組のRAYBRIG NSX-GTが、スーパーGTのGT500クラスでドライバーチャンピオンのタイトルを獲得。
全日本スーパーフォーミュラ選手権の表彰。チャンピオンとなった山本尚貴選手は、今季スーパーGTとの二冠を達成した。
シリーズを統括する日本フォーミュラスリー協会による表彰式。協会会長の水野雅男氏と横浜ゴムの中山稔氏から賞典が贈られた。
GTアソシエイションによるGT300クラスの表彰式。黒澤治樹/蒲生尚弥組と溝田唯司監督が大きなトロフィーを手にした。
同じくGTアソシエイションによるGT500クラスの表彰式。山本尚貴/ジェンソン・バトン組と高橋国光総監督が表彰された。
第二部では余興としてJAF Eモータースポーツカップが開催され、各カテゴリ代表選手の8名がステージで火花を散らした。
4人対戦で上位2番手までが決勝に進出。山本尚貴選手、宮田莉朋選手、ニック・キャシディ選手、名取鉄平選手が勝ち残った。
決勝を制したのはドライビングシューズを履いてガチで臨んだ宮田莉朋選手。JAF矢代会長よりトロフィーが贈られた。
司会進行はレースアナウンサーとしてお馴染みのピエール北川氏と、国際レース等で通訳として活躍する伊藤ソニア氏がゲストMCを務めた。
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