TOYOTA GAZOO Racing WRTが凱旋!名古屋で「応援ありがとう」の報告会

レポート その他

2018年11月22日

WRC世界ラリー選手権復帰2年目にしてマニュファクチャラーズタイトルを獲得したTOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamが凱旋。11月21日に名古屋で報告会を開いた。

TOYOTA GAZOO Racing
「WRCシーズン報告会/WRCシーズンエンド取材会」

開催日:2018年11月21日
開催地:愛知県名古屋市内

 11月18日に行われたWRC世界ラリー選手権最終戦ラリー・オーストラリアで、WRC復帰2年目にしてマニュファクチャラーズタイトルを獲得したTOYOTA GAZOO Racing World Rally Team。T.マキネン代表率いるチームのメンバーが帰国し、11月21日には愛知県名古屋市内で、トヨタ自動車従業員への報告会とマスコミ向け取材会を開催した。

 今シーズンのWRCでは、J-M.ラトバラ/M.アンティラ組(ヤリスWRC 10号車)とO.タナック/M.ヤルヴェオヤ組(ヤリスWRC 11号車)、E.ラッピ/J.フェルム組(ヤリスWRC 12号車)の3台体制で挑み、今年から加入したタナックは、並み居る強豪を相手に最終戦までドライバーチャンピオンシップ獲得の可能性を残す激戦を見せてくれた。

 今回の催しでは、トヨタ自動車の従業員を対象としたWRCシーズン報告会とマスコミ向けWRCシーズンエンド取材会が行われ、チーム代表のT.マキネン氏と3組のドライバーとコ・ドライバーに加え、2019年から加入するK.ミークも来日。取材会ではトヨタ自動車から、WRCエンジン・プロジェクト・マネージャーの青木徳生氏が同席した。

 報告会ではメンバーが従業員による花道で出迎えられ、マキネン代表とラトバラが代表して、活動を応援してくれた人々への感謝の意を伝えた。そんなメンバーに対して、新メンバーとなるミークのイラストもプリントされた記念Tシャツのサプライズプレゼントや、今季限りでチームを離れるラッピ/フェルム組には、分厚いフランス語の辞書が贈られるなど、来る者にも去る者にも敬意を払った、和やかな報告会となった。

 また、多くのマスコミが駆け付けた取材会では、マキネン代表が「自分は日本でWRCを開催してほしいと表明している一人なので、2020年に日本でラリーができることを強く望んでいます。何より、ヤリスWRCが競争しているシーンを日本の皆さんに見てほしい。日本には他にもマニュファクチャラーがあるので、同じステージで戦えるといいですね。また、現在、日本人の若いWRCドライバーを育てるチャレンジプログラムも強力に進行中で、日本でWRCが開催されるときに、日本人がヤリスのラリーカーでチャンピオンシップを戦えば、より注目も集まると考えています」と締めくくった。

トヨタ自動車の従業員向けに行われた報告会は、チームメンバーが花道から登場。
多くの従業員が駆け付けた会場では、マキネン代表やラトバラ選手が代表でご挨拶。
メンバーにはオリジナルTシャツ贈呈のサプライズ。ラッピ選手には仏語の辞書が。
マスコミ向けシーズンエンド取材会にはトヨタ自動車の青木徳生氏(右端)も同席。
チームを去るラッピ選手(左)と来季加入のミーク選手が同席する貴重な機会に。
「一致団結」「チームプレイ」を掲げ、マニュファクチャラータイトルを獲得した。
ページ
トップへ