"十符(とふ)の里"、宮城県利府町でオートテスト初開催!

レポート オートテスト

2018年10月10日

第28回「十符の里―利府」フェスティバル
第1回オートテストチャレンジ in 利府

開催日:2018年10月7日
開催地:宮城県総合運動公園(グランディ・21)特設コース
主催:奥州VICIC

 宮城県宮城郡利府町で毎年開催されている「十符の里―利府」フェスティバルで、「第1回オートテストチャレンジin利府」が行われた。宮城県内でのオートテストは、スポーツランドSUGOで年間シリーズ開催されているが、同所以外では初開催ということで、注目の大会となった。

 台風25号の接近が危ぶまれたが、何とか進路はそれて秋晴れの下で大会はスタート。この大会はマイカーで参戦するスタイルで、モータースポーツ経験の有無と、参加車両のミッション形式で4つのクラスが設けられ、当日エントリーの体験クラスを含めて合計30台が出走した。

 会場は「グランディ・21」の愛称でお馴染みの宮城県運動総合公園の第7駐車場の一角。ここはかなり広大なスペースを持つことから、当日はカスタムカーを集めたカーショーも同所で催され、あらゆるジャンルのクルマ好きが集結した一日となった。

 オートテストのコースは、広大な敷地を活用してエスケープゾーンをしっかり確保したレイアウトを採用。3本のパイロンスラロームと定常円旋回、前進&後退による2箇所のダブルガレージという構成となり、フィニッシュ手前には、ガレージを対向させてクランク状に後退させる難易度の高いセクションも配置。かなり走り応えのある設定だった。

 2本の走行で争われた大会は、「オートマ車両でモータースポーツ経験者」を対象としたAT-Aクラスでは、青森から駆け付けた東北のオートテストマイスター・佐々木健一さん、「オートマ車両で競技経験の少ない方(初心者)」を対象としたAT-Bクラスでは、地元・利府町民である三上純子さんが優勝という正式結果となった。

 また、「マニュアル車両でモータースポーツ経験者」を対象としたMT-Aクラスでは、S-FJ菅生シリーズを戦う大類康幸さんがオートテスト初体験で優勝、「マニュアル車両で競技経験の少ない方(初心者)」を対象としたMT-Bクラスでは、ヴィッツを駆る中村優樹さんが優勝という正式結果となった。

合計30台で争われた第1回大会。利府町の特産品がもらえる豪華な副賞に沸いた。
会場は宮城県総合運動公園の第7駐車場。敷地の端が見えないほど広大な敷地を持つ。
AT-Aクラス優勝は八戸から一般道で移動してきたダートラドライバー佐々木健一さん。
MT-Aクラス優勝はレーシングドライバー大類康幸さん。オートテスト初参加で初勝利。
AT-Bクラス優勝は利府町民ということで「町民割引」を利用して参加した三上純子さん。
MT-Bクラス優勝で副賞の利府町産のお米を胸にする中村優樹さんと愉快な仲間たち。
今大会には利府町長の熊谷大氏も飛び入り参加。オートテストの楽しさを堪能した。
現役代表としてモータースポーツの正装で参加した武山純子さん(中央)とナビの高橋誠さん(右)。東北名物の”フライングスターター”軽部和志氏が日章旗を振った。
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