ラリー

  • Twitter
  • Facebook
  • Google+
2018-06-14
全日本ラリー選手権第5戦レポート 新井敏弘WRXがグラベル2連勝でポイント首位に!

全日本ラリー選手権は6月8~10日、伝統の一戦、モントレーが群馬県嬬恋村をホストタウンとして行われ、グラベル初戦となった前戦久万高原ラリーを制した新井敏弘/田中直哉組(SUBARU TEAM ARAI)が連勝を飾った。

 

JN6クラスは新井敏弘/田中直哉組が2連勝。地元の一戦でもあるモントレーでは4連勝を飾った。

 

群馬県といえば、新井敏弘をはじめ、数多くの名ラリーストを生んできた土地のひとつ。全日本ラリーでは、彼らは“群スペ=群馬スペシャリスト”と呼ばれ、リスペクトされてきた。そんなラリーが盛んな地で開催される全日本戦は、モントレーの名で知られ、長い歴史を誇る。今年のモントレーの特長はグラベルをメインとしたことで、新たなステージが用意された一方、かつて全日本ダートトライアル選手権が開催された関東ダートラ界のメッカ、スポーツランド信州がギャラリーSSとして復活するなど新たな趣向が凝らされた。

 WRX、エボXと最速マシンが集うJN6クラスは、モントレー3連勝中の新井組が本命視されていたが、今年すでに勝ち星を挙げている奴田原文雄/佐藤忠宜組(ADVAN-PIAA Rally Team)、勝田範彦/石田裕一組(LUCK RALLY TEAM)そして冬の嬬恋の開幕戦を制した鎌田卓麻/市野諮組(itzz RALLY TEAM)が序盤から僅差のバトルを展開する。明暗を分けたのはLEG1最終のSS9。霧が深く立ち込めた今回唯一の舗装となるこのステージで勝田組と奴田原組が遅れてトップ争いから後退。このSSをトップで上がった新井組が鎌田組に2.1秒差に従えてLEG2に折り返した。

 前日とは変わって曇天の下、始まったLEG2では、この日、最初のステージとなったSS10で新井組がスーパーベストをマーク。SS10の再走となったSS14でも再び圧巻のタイムを叩き出して鎌田組を振り切り、ホームとも言える一戦を制した。最終SSで鎌田組をかわした勝田組が2位でフィニッシュしたが、新井組はこの勝利で一気にポイント首位に浮上した。

 JN5クラスは前戦と同じく小濱勇希/草加浩平組(MATEX-AQTEC RALLY TEAM)と横嶋良/木村祐介組(CUSCO RACING)の2台がマッチレースを展開したが、最終SS、渾身の走りでぶっちぎりのベストを叩き出した小濱組が3連勝。JN4クラスでは久万高原で速さを見せながらもバーストに泣いた上原淳/漆戸あゆみ組(シャフト)が得意のグラベルSSでライバルを突き放し、今季初優勝をさらった。

 JN3クラスは高熱を押して出場した天野智之/井上裕紀子組(豊田自動織機 RALLY TEAM)が、苦難の一戦を走り切って連勝記録を更新。JN2クラスでは加納武彦/横手聡志組(ライトアップラリーチーム)が全日本参戦15目での嬉しい初優勝をゲットした。JN1クラスは今季初参戦となった昨年のチャンピオン、須藤浩志/新井正和組(スマッシュRBACラリーチーム)がLEG1で築いたマージンで逃げ切った。

 また同時開催された日本スーパーラリーシリーズ第2戦は6月に公開された映画「OVER DRIVE」で使用されたヤリスでエントリーした炭山裕矢/保井隆宏組(CUSCO RACING)が総合優勝を飾った。

 

JN5クラス小濱勇希/草加浩平組シトロエンDS3は今季負けなしの3勝めをマーク。

 

JN4クラスはただ1台のFN2シビックを駆る上原淳/漆戸あゆみ組が今季初優勝。

 

JN3クラスは体調不良を押して出場の天野智之/井上裕紀子組ヴィッツが今回もライバルを寄せ付けなかった。

 

JN2クラスは加納武彦/横手聡志組が待望の全日本初優勝を飾った。

 

JN1クラスは今季グラベル数戦のみ参戦予定の須藤浩志/新井正和組が貫録勝ち。

 

スポーツランド信州を走る炭山裕矢/保井隆宏組のヤリス。純ラリーカーの走りに観客は大喜びだった。