今季2勝目の佐々木大樹選手が第3戦、今季初優勝の名取鉄平選手が第4戦を制す!
2018年6月13日
全日本カート選手権OK部門の今季2度目の大会が埼玉県・本庄サーキットで開催され、第3戦はGT500ドライバーでもある佐々木大樹選手(TONYKART RACING TEAM JAPAN)が、第4戦はJAF F4でも活躍中の名取鉄平選手(Team BirelART)が優勝した。
2018年JAF全日本カート選手権OK部門第3戦/第4戦
2018年JAF全日本カート選手権FS-125東地域第2戦
開催日:2018年6月2~3日
開催地:本庄サーキット(埼玉県本庄市)
主催:T.KBF
本庄は主に自動車やバイクの走行に使用されるサーキットで、カートレースの舞台としては最大級。全日本カート選手権のシリーズ中、もっともスピードが乗るコースだ。決勝日の空は快晴。まぶしい日差しが照り付ける暑い一日となった。
第3戦の決勝は、佐藤蓮選手(DragoCORSE)、名取選手、佐々木選手、高橋悠之選手(TONYKART RACING TEAM JAPAN)、三村壮太郎選手(Croc Promotion)、水野皓稀選手(INTREPID JAPAN CORSE)、冨田自然選手(Team BirelART)の7台による優勝争いとなった。
レースが折り返し点を過ぎると、前半戦をリードしていた佐藤選手に代わって佐々木選手が先頭に立ち、チームメイトの高橋選手がそれに続く。
佐々木選手と高橋選手は3番手以降にやや差を開いてレース終盤に突入。佐々木選手はラスト2周に入ると勝負所のコーナーで巧みにインを締めて後続を封じ込め、第1戦に続く今季2勝目を獲得した。高橋選手はあと一歩で勝利を逃がしたものの、今季最上位の2位に。4番手まで後退していた佐藤選手が、チェッカー目前に名取選手を逆転して3位をつかみ取った。
第4戦の決勝は、レース序盤に先頭集団を抜け出した佐々木選手と名取選手のマッチレースとなった。
佐々木選手はトップを行く名取選手の真後ろに着けて、タイヤを温存しながらラップを重ね、残り5周で満を持して先頭へ。だが、その2周後には名取選手がトップを奪い返す。最後まで白熱のバトルを繰り広げた2台は、ほぼ横一線でチェッカーへとなだれ込んだ。その結果は、名取選手の今季初勝利だった。佐々木選手は100分の2秒差で2位に終わったが、これでポイントランキングの首位に立つこととなった。
混戦の3位争いを制したのは、10番グリッドから挽回した15歳のルーキー森山冬星選手(TEAM WOLF)。同じくルーキーの水野選手も予選3番手、決勝6位と活躍を見せた。
同時開催の全日本カート選手権・東地域第2戦では、予選5番手の大木一輝選手(KP-BUZZ)が大集団のトップ争いを積極的に戦い、フル参戦2年目で初勝利を果たした。
フォト/野澤廣幸 レポート/水谷一夫、JAFスポーツ編集部