レース

  • Twitter
  • Facebook
  • Google+
2018-05-30
セーフティカーが勝負を分けたSUGO戦、山本尚貴がシーズン2勝目

好機を逃さず勝利をモノにしたチーム無限&山本尚貴。今季2勝目を挙げた。

 

5月27~28日、全日本スーパーフォーミュラ選手権の第3戦がスポーツランドSUGOで開催。初夏の陽気に包まれた中で行われたレースは、セーフティカー導入を味方につけた山本尚貴(TEAM MUGEN SF14)が予選6位からの逆転優勝を飾った。

 

JAF全日本スーパーフォーミュラ選手権第3戦
開催日:2018年5月26~27日 開催地:スポーツランドSUGO
主催:株式会社菅生、SSC

 

2週間前の第2戦オートポリス大会が悪天候により中止となり、スーパーフォーミュラ選手権SUGO大会は実質的な2戦目となる。今回、FIA F2参戦のため欠場となる福住仁嶺に代わり、昨年のマカオF3を制したダニエル・ティクトゥム(TEAM MUGEN SF14)がスポット参戦を果たした。

 今シーズンは、ソフトタイヤで走行するのはこれが初めてということもあり、コースレコード更新にも期待が高まった。

 27日の公式予選では、予想どおりソフトタイヤで争われるQ2からレコードタイムを上回るマシンが続出。最終的にQ3で野尻智紀(DOCOMO DANDELION M5S SF14)が最速タイムを記録し、自身3度目のポールポジション獲得とともに、新たなコースレコードホルダーとなった。フロントローには小林可夢偉(KCMG Elyse SF14)が並んだ。

 決勝レースでは、フロントローの小林がハイペースで野尻を追い上げる展開。14周目には逆転に成功すると、そのまま独走態勢を築いた。しかし、17周目に後方で2台が絡む接触アクシデントが発生し、レースはセーフティカーが導入された。

 このタイミングでピット作業に向かったのは、山本、塚越広大(REAL SF14)、中嶋一貴(VANTELIN KOWA TOM’S SF14)の3台。塚越は2ピット戦略を採っていたため、最終的には後方に下がることになったが、これで山本が、ピット作業を終えたドライバーの中でトップとなった。

 また、山本の後ろには全ドライバーの中で一番早く、5周目にピット作業を済ませていたニック・キャシディ(ORIENTALBIO KONDO SF14)が付けていた。

 24周目にレース再開。トップを走る小林はこの後でピット作業に入らなければならず、ピットロードを通過するための時間と合わせて、山本に対する大量のマージンを築かなければならなくなった。猛プッシュを続けた小林は43周目にピットインしたが、山本を抑えるだけのマージンはなく、ここで実質的にトップが入れ替わることになった。

 そして、全車がピット作業を済ませた62周目に、山本が見た目上でもトップに立ち、残り6周を走破。開幕戦鈴鹿に続いてシーズン2勝目を飾った。2位には早めのピット作戦で予選11位から大幅ポジションアップしたキャシディが入り、3位の中嶋は、今シーズン初表彰台獲得となった。

 

ピットタイミングが明暗を分けた今大会。優勝は山本尚貴。2位はN.キャシディ、3位は中嶋一貴のオーダーとなった。