ジムカーナ

  • Twitter
  • Facebook
  • Google+
2018-05-25
SA1若林拳人が苦手な名阪で気鋭の一色健太郎を制して今季2勝目!

EF8 CR-Xを巧みに操る2017チャンプ若林拳人が2本目の逆転で名阪初勝利!

 

 

 

 

2018年JAF全日本ジムカーナ選手権第4戦
「ALL JAPAN GYMKHANA in 名阪 まほろば決戦」
開催日:2018年5月19~20日 開催地:名阪スポーツランドCコース(奈良県山添村)
主催:LAZY W.S

近畿ジムカーナのメッカ・名阪スポーツランドで開催された全日本第3戦。名阪名物”フリーターン”が今回ダブルで登場! 多くの選手がこの難しいコース設定に悩まされた。

2018年JAF全日本ジムカーナ選手権も早くも中盤戦へと突入した。第4戦の舞台は名阪スポーツランドCコース。参加台数はシーズン最多となる140台を数え、賞典外となる特設のB1、B3クラスを含めると150台に迫った。

 天候は練習走行から決勝当日まで良好で、路面は終始完全なドライコンディション。ただ寒暖差が激しく、それに伴い路面温度も刻一刻と変化し、タイヤには微妙な気象条件だ。
 決勝コースレイアウトは、2つの180度ターンと、ダブルフリーターンが待ち受けるテクニカルな前半と、Cコースの外周を大きく使って走る高速セクションの組み合わせだ。

 第1ヒート。まずは低温路面に強いダンロップ勢が、多くのクラスでトップタイムをマークして主導権を握った。しかし、強い日差しの中、第2ヒートに入る頃には路面温度はかなり上昇し、タイヤによる優位性はほとんどなくなっていった。
 「勝負は2本目」と大部分の選手が予測し、1本目を制した選手たちも再び手綱を引き締めていた。念願の全日本初勝利に王手をかけていた、若手期待のSA1一色健太郎(DL itzz Lt RSKシビック)もその一人だ。
 しかし、第2ヒートではタイムを落としてしまい、最終走者である2017年SA1チャンピオン若林拳人(YH若林自動車速心CR-X弟)が土壇場で勝利をさらった。

 若林は「勝ち負けは気にせず無我夢中で走りました。それが良かったかも」と、苦手とするコースでの思いがけない勝利を手放しで喜んだ。一方の一色は「2本目でタイムダウンしているようでは勝てません。次戦は得意な北海道。クルマの仕上がりは完璧だから、今度こそ勝ちたい」と、早々に気持ちを切り替えた。

 PN1は、NDロードスターのほぼワンメイクとなり混戦模様の中で、第1ヒート最速の深川敬暢(DLエナペBRIGロードスター)が2ヒートもさらにタイムを1秒近く縮めて今季2勝目。PN2はダンロップユーザーの松本敏(itzz☆DL☆RSK124)と土手啓二朗(ITO★DL★ATIKスイフト)がワンツーフィニッシュ。松本は2016年開幕戦以来、久々の勝利で、苦労したPN2では初優勝となった。2本目にかけた山野哲也(EXEDY 05D 124)はダブルフリーターンでミスを喫して3位に終わっている。

 PN3は川北忠(オートバックスDL BRZ)とのコンマ1秒差争いを制したユウ(BSエボitzz NTL 86)が勝利。第3戦が不成立となったPN4は、同じダンロップユーザーの野島孝宏(DLレイズWM Lubランサー犬)と茅野成樹(エアフォルクダンロップランサー)が、100分の3秒差で1位、2位を分け合った。

 一方、DC2インテグラのワンメイク状態となっているSA2は、ただ一人、1分24秒台に入れた高江淳(DLオイチェΩ BPFインテグラ)が堂々の勝利。SA3は開幕3連勝中の小俣洋平(DL itzzオベリスクRX7)が2位を2秒近く引き離す驚速タイムをマークして、連勝記録を4に伸ばした。

 続くSA4は、2本目のフリーターンで右旋回の大勝負に出た津川信次(DL☆itzz☆URGランサー)が、菱井将文(BSレイズ・クスコランサー)の猛追をかわし、こちらも開幕から負け知らずだ。SCは、今シーズンは勝ちのないディフェンディングチャンプの西原正樹(アクアBSリコーセインプレッサ)が車両トラブルを抱えつつ初勝利。ポイント争いも一気にシリーズ2位に浮上した。

 選手権対象外で出走したB1は、九州のAZ-1使いで、2017年JAF中国ジムカーナBRKチャンプの池武俊(赤い快速AZ-1)が第1ヒートのタイムで逃げ切り優勝。B2は間瀬戸勇樹(ADVANシューS2000)が、吉村龍雄(YHシューBRIG S2000)との僅差の勝負を制して優勝した。

1本目トップの一色健太郎(中央)を逆転した若林拳人(左)。気鋭の下河辺友貴(右)も6位に入り、SA1は若手の活躍にも注目だ。

 

第2ヒートで自己タイムを更新したPN1深川敬暢が、車両トラブルに見舞われながらも2本ともベストで快勝した

 

PN2に移行して124スパイダーで待望の初勝利を挙げた松本敏(右)。新型スイフトで2位の土手啓二朗と好成績を分かち合う。

 

PN3で異次元の逆転劇を演じた2016チャンプ川北忠(右)と2017チャンプのユウ(左)。その軍配はコンマ2秒差でユウに上がった。

 

茅野成樹が連勝してきた名阪で、野島孝宏が1本目トップの茅野を逆転して名阪初優勝。これで野島は開幕3連勝を達成。

 

昨年に続いて名阪連勝を獲得したSA2高江淳。2WDオーバーオールタイムの逆転勝利に、恒例の”屋根上ガッツポーズ”。

 

1本目の快走でSA3の4連勝を決めた小俣洋平(右)。エキシージで初表彰台の久保真吾(左)が「次は負けへんで!」と気勢をあげる。

 

SA4菱井将文が第2ヒートでギリギリの走りを繰り出して逆転したタイムを、津川信次が約1秒更新して開幕4連勝。

 

プレジャーレーシング勢のSC連勝を止めたのは巧者・西原正樹。トラブル持ちながら、2本ともベストの完全勝利となった。

 

名阪スポーツランドCコースの全日本戦では”フリーターン"が名物となっているが、今回は短く連続する”ダブルフリーターン”を設定。かなり難易度の高いセクションとなった。

 

大会終了後には全日本ジムカーナ選手会(AJGA)による恒例の同乗走行を実施。チビっ子はパレードランでナマのコースを体験。

 

今回は主催者と選手会のコラボにより、新企画となる「タイヤメーカー対抗カートリレー」を開催。5名3チームが接戦を演じた。