レース

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2018-05-17
ミニオーナー注目の、ミニのワンメイクレースが正式に開幕!

英国ですでに開催されている人気レースのひとつがミニチャレンジ。日本では2017年のプレシリーズを経て、今年からいよいよ全8戦にて開催となった。

 

昨年からエキシビジョンレースを行っていた「ミニチャレンジ」が、今年から公認レース「ミニチャレンジアジア・ジャパン」として正式にスタートを切ることになった。


 見た目はエアロで固めたN1車両(改造範囲の狭いレース専用車両)といった印象ながら、そのクオリティの高さはまるでGTカー。2リットルの直4ターボエンジンはほぼノーマルだが、それでも270馬力を絞り出し、シーケンシャルミッションを装着する。何より1tをわずかに超すだけの軽量ボディにスリックタイヤを履くだけに、そのフットワークは想像以上に俊敏だ。


 今年は富士を皮切りに、筑波、岡山、SUGO、そして再び富士へ、転戦の5大会全8戦の開催が予定されているが、記念すべき初レースは決勝が悪天候のため、SCスタートののち赤旗終了となってしまったのが残念。


 結果的にポール・トゥ・ウィンを飾った格好となった山田遼選手によれば、「ワンメイク色の強い、腕の差が出るクルマです。結構クルマを動かさないと速く走れなくて、何もしないとアンダーが出たままなので、カートとかフォーミュラをやってきた人が有利かもしれません」とのこと。逆にツーリングカー出身のベテラン、村田信博選手の印象としては、「ちょっとピーキーなFFなので、初めて乗った人はブレーキングで振られちゃったりするんですが、慣れてくれば若いイケイケの子たちはもちろん、ジェントルマンも楽しめる、運転の技術を磨いていくには、いいカテゴリだと思います」と語ってくれた。


 プロモーターであるジオミックモータースポーツの壺林貴也ディレクターは、「今、スリックタイヤを履いたスプリントレースって、PCCJ(ポルシェカレラカップジャパン)ぐらいしかないでしょう? だから日本にちょうどいいと思って、イギリスからそのままの形で導入しました。ターゲットとしているのは、ハコでステップアップしていきたい若手からジェントルマンまで。今はまだ10台しかないんですが、いずれ増えてきたらシニアというかレジェンドクラスを設けたいんです。フェラーリチャレンジとかPCCJではクルマが速くなりすぎて、体力的に厳しいっていう方から問い合わせが多い」という。


 気になる価格だが、見る人が見れば「これで?」と首をかしげる890万円(税抜き)。「とにかく壊れないんです」というのも壺林ディレクターの売りで、またホスピタリティの充実も特徴のひとつ。ナンバーつきレースとはひと味違う、楽しいレースが誕生した。

 

初戦の富士は視界不良に見舞われ3ラップで終了となったが、10台のF54型ジョンクーパーワークスがサーキットを占有するさまは、ミニオーナーには心躍る光景だ。