勝田範彦組WRX、僅差のバトルを制して今季初優勝

レポート ラリー

2018年5月2日

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全日本ラリー選手権第3戦は、4月27~29日、京都北部の新緑映える丹後半島の山あいを舞台に開催され、最高峰JN6クラスは勝田範彦/石田裕一組(ラックSTI名古屋スバルDL WRX)が今季初優勝を飾った。

2018年JAF全日本ラリー選手権第3戦「NISSIN Rally 丹後 2018」
開催日:2018年4月27〜29日
開催地:京都府
主催:SYMPHONY、OECU-AC

 前戦唐津から3週間というインターバルで行われた第3戦「NISSIN Rally丹後2018」は、京丹後市をホストタウンとするトータル272kmのルートで競われた。日本三景のひとつ、天橋立を眼下に望む丹後半島の山間部にオールターマックのSSが12本、計80.84kmが用意された。

 雪も舞った季節外れの天候下で行われた前戦とは打って変わってラリーは2日間ともに好天に恵まれ、約50台のクルーが、果敢な走りを見せた。

 JN6クラスは開幕戦の覇者、鎌田卓麻/市野諮組(itzz DL SYMS WRX STI)がレグ1前半で首位に立つが、レグ2後半のSS5でスーパーベストを叩き出した勝田範彦/石田裕一組が鎌田組に1.6秒差をつけ、折り返す。WRXのトップ2台に対してエボX勢は福永修/齊田美早子組(555☆OSAMU・F☆DLランサー)、奴田原文雄/佐藤忠宜組(ADVAN-PIAAランサー)が3、4位で続いたが、すでにトップから10秒以上離され苦しい展開だ。

 レグ2に入ってもトップ2台はコンマ差の首位争いを展開するが、残すところあと3本となったSS10で勝田組が鎌田組に2.6秒差をつける今回、5度めのベストをマークして突き放し、逃げ切りに成功。レグ2もDAYベストで上がった勝田組はフルポイントとなる26ポイントを上乗せし、シリーズ首位に立った鎌田組に5ポイント差の2位に浮上している。

 注目のヴィッツGRMNターボを投入した眞貝知志/安藤裕一組(TGR Vitz GRMN Rally)の速さに注目が集まったJN5クラスは今季初参戦となった昨年のチャンピオン小濱勇希選手と草加浩平選手のシトロエン(KYB DUNLOP DS3R3TMAX)がSS1から8連続ベストを奪う圧倒的な速さを見せて優勝。眞貝組はレグ2後半で小濱組に食らいつくタイムをマークし、ポテンシャルの片鱗を垣間見せた。

 JN4クラスは山本悠太/北川紗衣組(Sammy☆K-one☆ルブロスYH86)がレグ2で前戦優勝の山口清司/山本磨美組(jmsエナペタルADVAN久與86)を逆転して今季初優勝。JN2クラスは鈴木尚/鈴木裕組(スマッシュDL itzzコマツBRZ)がレグ1で築いたマージンを守ってクラス移籍後初となる勝利をもぎ取った。

 JN1クラスは悲願のタイトルを狙う小川剛/佐々木裕一組(itzz ADVAN AN Fit)がロングのSSで軒並みベストを奪う快走が効いてシーズン初優勝。JN3クラスは天野智之/井上裕紀子組(豊田自動織機・DL・ヴィッツ)が優勝を飾った。

京丹後市役所で行われたJN6のセレモニアルフィニッシュ。左から2位鎌田卓麻/市野諮組、優勝勝田範彦/石田裕一組、3位福永修/齊田美早子組の3クルー。
13連勝を阻まれた前戦唐津のリベンジ達成のJN6クラス勝田範彦/石田裕一組。
2018年デビュー戦で圧勝を飾ったJN5クラス小濱勇希/草加浩平組。
トップ2台が接戦を展開したJN4クラスはレグ2で速さを見せた山本悠太/北川紗衣組が優勝。
JN3クラスは天野智之/井上裕紀子組が優勝。
JN2クラスは鈴木尚/鈴木裕組がクラス初優勝を達成。
JN1クラスではフィットを駆る小川剛/佐々木裕一組が今季初優勝。

フォト/JAFスポーツ編集部 レポート/JAFスポーツ編集部

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