日産/ニスモの体制発表で、主要メーカーの2018年モータースポーツ体制が出揃う

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2018年2月15日

2月12日、日産自動車/ニッサン・モータースポーツ・インターナショナル(ニスモ)は今年のモータースポーツ活動を発表。これでホンダ、トヨタ、SUBARUと主要国内メーカーのモータースポーツ活動体制が整った。

昨年、全日本F3チャンピオンに輝いた高星明誠選手はGT500にステップアップ。J.P.デ・オリベイラ選手とともにKONDO RACINGのGT-Rをドライブすることになった。

 SUPER GTのGT500クラスでは、シリーズチャンピオンの奪回を狙いチーム&ドライバー体制を変更。まず昨年までのMOLAに代わり、NDDP RACING with B-MAXがGT300クラスより昇格し、ドライバーはMOLAの本山哲選手、千代勝正選手がそのままスライド、監督は長谷見昌弘が務める。

 NISMOは松田次生選手とロニー・クインタレッリ選手が5年目のコンビで前年と同じ体制のまま。TEAM IMPULには佐々木大樹選手が移籍してヤン・マーデンボロー選手と組む。さらにKONDO RACINGには昨年の全日本F3チャンピオンの高星明誠選手が昇格し、ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ選手と組むことになった。

 参加車両については、空力性能の向上、エンジンの出力と耐久性向上を図り、ドライバビリティを向上し、変更可能な部位はすべて見直してトータルで車両性能を引き出すよう最適化するとしている。

 また今回は新たにGT3プログラムも発表され、2018年モデルのNISSAN GT-R NISMO GT3を、SUPER GT GT300クラスに参戦するGAINER、GTアジアに参戦するKCMGに2台ずつ供給。

 GAINERは、11号車GAINER TANAX GT-Rは平中克幸/安田裕信組、10号車GAINER TANAX triple a GT-Rは星野一樹/吉田広樹組がドライバーを務める。2015年モデルでのGT300参戦は、DIJON Racing、TOMEI SPORTSの2台。またスーパー耐久シリーズST-XクラスにはKONDO RACING、ENDLESS SPORTS、GTNET MOTOR SPORTから3台の2015年モデルが出場する。

 なお、日本のメーカーとしてフォーミュラE選手権に2018~2019シーズンから初参戦することはすでに昨年の東京モーターショーで発表済みだが、3月のジュネーブモーターショーでカラーリングを発表。ドライバーやチーム体制については今年後半に発表するとしている。

【SUPER GT/GT500クラス】
・23号車 NISMO  松田次生/ロニー・クインタレッリ組
・3号車 NDDP RACING with B-MAX  本山哲/千代勝正組
・12号車 TEAM IMPUL   佐々木大樹/ヤン・マーデンボロー組
・24号車 KONDO RACING  ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/高星明誠組

レポート/JAFスポーツ編集部

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