全日本スーパーフォーミュラ選手権合同テスト&ルーキーテストレポート
2017年12月27日
いよいよ冬本番の天候となった去る12月6~7日、三重県・鈴鹿サーキットで、全日本スーパーフォーミュラ選手権の合同テスト&ルーキーテストが行われた。
2017年JAF全日本スーパーフォーミュラ選手権の合同テスト&ルーキーテスト
開催日:2017年12月6~7日
開催地:鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)
両日ともドライコンディションに恵まれたこのテストには、シーズンをレギュラーで戦っているチームの19台に加えてホンダのテスト車という計20台が参加。ルーキーを複数起用したチーム、またシリーズ復帰を目指している選手を起用したチームもあり、ドライバーとしては全30名が参加し、各日ともに4時間のテストセッションが行われている。また、今回のテストには、シリーズにタイヤをワンメイク供給している横浜ゴムが、来シーズンに投入を検討している新たなソフトタイヤを用意。各号車に2セットずつ供給され、評価が行われている。
さて、このテストでは、ルーキーが多かったということもあり、特に2日目に入ると赤旗でセッションが中断されることも多かったが、レギュラードライバーを搭乗させたチームは、シーズン中に実施できなかったテストメニューを次々に実施。
一方、ルーキーや復帰組は、スーパーフォーミュラのマシンに慣熟するための走行を行った後、セットアップやニュータイヤでのアタックなども経験した。
そうしたルーキーたちの中で注目されたのは、今季ピエール・ガスリー選手が乗っていたチーム無限の15号車でステアリングを握った福住仁嶺選手やF2帰りの松下信治選手。また、ユーロF3で好成績をマークしているマキシミリアン・ギュンター選手などにも視線が集まった。その中で、鈴鹿サーキットを知っているということもあって、初日から速さを見せたのは福住選手。
松下選手も2日目にはルーキートップタイムをマークしている。また、今季全日本F3で走っていたアレックス・パロウ選手は、初日の午後2時間のみの走行ながら、ルーキーとしては2日間のトップとなるタイムを叩き出し、存在感を見せている。
一方、レギュラー陣では、関口雄飛選手が、非公式ながら鈴鹿のコースレコードをマークして、初日のトップ。これまで“鈴鹿が苦手だった”というイメージを払拭して見せた。
2日目は中嶋一貴選手がトップタイム。コンディションの違いもあり、初日の関口のタイムにはわずかに及ばなかったが、両日ともに好調ぶりを見せており、手応えのある結果で1年を締めくくった。
レポート/JAFスポーツ編集部
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