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注目のスーパーフォーミュラ最終戦決勝は台風により中止に。石浦が2度目の戴冠

 10月21~22日に全日本スーパーフォーミュラ選手権の最終戦が開催されたが、台風21号が接近したことにより、22日の決勝レースは中止となった。公式予選までの結果を踏まえ、ポイントリーダーでこの最終戦に臨んだ石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING SF14)がシリーズタイトルを獲得した。

 

Q1でトップタイムを奪ったアンドレ・ロッテラー(VANTELIN KOWA TOM’S)はレース1のポールポジションを獲得したが…Q1でトップタイムを奪ったアンドレ・ロッテラー(VANTELIN KOWA TOM’S)はレース1のポールポジションを獲得したが…(c)J.R.P

 

チーム部門でもチャンピオンを獲得したP.MU/CERUMO・INGINGは2年連続のダブルタイトルを決めた。

チーム部門でもチャンピオンを獲得したP.MU/CERUMO・INGINGは2年連続のダブルタイトルを決めた。(c)J.R.P

 

 ここまでの全戦でポイント獲得を果たし、ランキングトップで最終戦を迎えた石浦。中盤戦の2連勝から一気に追い上げて、僅か0.5ポイント差に迫るピエール・ガスリー(TEAM MUGEN SF14)。ルーキーとは思えないレース運びで着実にポイントを重ねてきたフェリックス・ローゼンクヴィスト(SUNOCO TEAM LEMANS SF14)。そして第6戦SUGO大会を圧倒的な速さで制した関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14)。自力チャンピオンの可能性を4人が持つ形で、最終戦を迎えた。

 金曜日に行われる専有走行では、石浦がトップタイムをマーク。関口が2番手タイムと速さを見せた一方で、ガスリー、ローゼンクヴィストはややタイムが伸び悩んでいた。台風21号の接近に伴い、雨と風がますます強くなっていくという予報も出ていたことから、土曜日の時点で「悪天候により公式予選が実施されない場合は、フリー走行で計測されたタイムによってスターティンググリッドを決定する」というアナウンスがなされ、午前9時10分からのフリー走行は、スタートから各車がタイムアタックへと入っていく。1時間のセッションの中で、4度も赤旗が掲示される荒れたセッションで、トップタイムを記録したのは伊沢拓也(DOCOMO DANDELION M41Y SF14)だった。

 お昼を過ぎても雨の勢いは弱まることはなかったが、なんとか公式予選のQ1はコースオープンとなった。ただし、マシンのコースインと同時に急激に雨が強まり、すぐさま赤旗中断。天候が落ち着くのを待って、40分後に再開したが、ローゼンクヴィストがコースアウトを喫し2度目の赤旗中断に。再開後、今度は小林可夢偉(KCMG Elyse SF14)のコースオフで3度目の赤旗中断と、セッションは途切れ途切れになってしまった。

 この時点ではまだまともにアタックができていなかった石浦だが、3度目のセッション再開後にようやくアタック。先に計測を行っていたガスリーよりも速いタイムを記録することに成功した。これを受けたガスリーも再びペースを上げていったが、残り時間が1分となったところで痛恨のコースオフ。タイム更新はならず、セッションも赤旗掲示で終了となり、天候悪化のためにQ2、Q3もキャンセルとなった。

 その後、翌日のレース実施は困難だという判断がなされ、最終戦は公式予選Q1をもって終了。石浦が0.5ポイント差で逃げ切り2015年以来2年ぶり2度目のチャンピオンを確定した。F1アメリカGPを欠場してチャンピオン獲得に賭けたガスリーは2位でシリーズを終えたが、ルーキー・オブ・ザ・イヤー賞が贈られた。