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2017-09-28
劇的なラスト2周で、高星明誠が2017年のF3タイトルを獲得【全日本F3第19戦・第20戦レポート】

  今シーズンの全日本F3選手権最終大会が9月23〜24日にスポーツランドSUGOで開催。19ポイント差で迎えたチャンピオン争いは、第19戦で坪井翔(カローラ中京 Kuo TOM'S F317)が優勝し、10ポイントを加算したが、高星明誠(B-MAX NDDP F3)が4位に入賞しタイトルを確定。最終戦では大津弘樹(TODA FIGHTEX)が自身初優勝。チームとしても2009年以来の勝利となった。

 

3番手スタートという不利なポジションから第19戦を制した坪井は、7戦連続の勝利をあげた。

3番手スタートという不利なポジションから第19戦を制した坪井は、7戦連続の勝利をあげた。(c)JF3A.

 

Wポール獲得の大津は、最終戦でポール・トゥ・ウィン。リタイヤに終わった前日の雪辱を果たした。

Wポール獲得の大津は、最終戦でポール・トゥ・ウィン。リタイヤに終わった前日の雪辱を果たした。(c)JF3A.

 

初のF3チャンピオンに輝いた高星。B-MAXは2011年の関口雄飛以来となる、2人めのチャンピオンを輩出した。

初のF3チャンピオンに輝いた高星。B-MAXは2011年の関口雄飛以来となる、2人めのチャンピオンを輩出した。(c)JF3A.

 

 全日本F3のタイトル争いはポイントリーダー高星と2位坪井の差が19ポイントと、一見すると高星が大きなアドバンテージを持って最終戦に入った。しかし、第10戦以降勝利を重ねて一気にその差を詰めて来た坪井の勢いも侮れず、2人のタイトル争いに注目が集まった。そんな中、予選で速さを見せたのは大津。「持ち込みのセッティングが非常に良く、ポールポジションを獲る自信がありました」と語るように、2番手以下に0.3秒と大差をつけて2戦ともポールポジションを獲得した。坪井は3番手、高星は4番手スタートとなった。

 第19戦は、23日午後にスタート。1コーナーを制したのは大津だったが、フロントローに並んでいた宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TOM'S F317)が出遅れて坪井が2番手に浮上し、序盤から大津を攻め立てる展開となる。テール・トゥ・ノーズの戦いは10周に渡ったが、坪井のプレッシャーが効いたか、11周目のSPコーナーで大津が痛恨のコースアウト。スポンジバリアにヒットしマシンにダメージを負ってしまう。これにより、残り7周でレースはセーフティカー(SC)が導入され、残り3周で再開。大津に代わってトップに立った坪井が逃げ切り、シーズン9勝目を飾った。

 翌日の最終戦にタイトル争いを持ち込むためには、優勝に加えてファステストラップの記録も必要だった坪井。坪井はSC明けに先頭に立ったことを生かして一気にペースアップし、17周目にファステストラップを奪取。そのままファイナルラップに入ったが、2番手の宮田が最後にファステストラップを塗り替えた。この結果、高星が145ポイントを獲得、坪井が133ポイント獲得となり、高星の戴冠が確定した。

 24日(日)の最終戦も、前日と同様トップを守った大津を、坪井が追いかけていく展開。しかし、「勝つことにこだわりすぎず、自分のドライビングを見直すことを考えた」という大津が坪井のプレッシャーをはねのけトップチェッカー。見事に第19戦のリベンジを果たし、F3の自身初優勝を決めた。