ラリーって何?

公道を走るモータースポーツ、それがラリー

ラリー競技は一般公道を使用して行われるモータースポーツです。

一国の大事に備えて各地に散在する兵士を城に集めた中世の行事に、その源を発しています。

普通の舗装路面も走りますが、岩がゴロゴロした道、雪道そしてステアリングを切ってもなかなか曲がらない凍結した道など、幾多の難関を突破してゴールに向かうモータースポーツ、それがラリーです。シーズンオフがないという点もラリーという競技の大きな特徴と言えるでしょう。

F1とともに世界選手権のタイトルがかけられているモータースポーツイベントが世界ラリー選手権(WRC)です。WRCは世界各地を転戦するラリーの最高峰イベントとして知られ、モンテカルロ・ラリー、フィンランドラリーなどが有名です。3日間、1000~1500kmの長距離に渡るステージで勝敗が決せられます。

国内のラリー競技はオリジナルな形で発展

日本でもラリー競技は数多く行なわれていますが、多くの場合、その内容はWRCとは異なっています。WRCは一定の区間、公道を閉鎖してその最短タイムを競うスペシャルステージ(SSと略称)とSSの間の移動区間であるロードセクションによって構成されます。原則としてSSでのトータルタイムが最も少ないドライバーが勝者となります。

日本のラリーでもSSは行われていますが、多くのラリーではロードセクションも重要な意味を持っています。この区間では指示された平均速度(もちろん法定速度内)をいかに正確に守って走行するかが勝負のカギとなります。

そのためラリーではドライバーのほかにナビゲーターが一人、同乗することになります。ナビゲーターは指示速度と実際の走行速度の差を補正計算し、ドライバーに指示を与えます。国内ラリーではこのロードセクションでの減点とSSでの減点との合計で順位が決まる形が一般的です。ですからナビゲーターの優劣、ドライバーとの信頼関係も国内のラリー競技では大きく勝敗に影響を与える場合があります。